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2017年12月 5日 (火)

日本綿業振興会賞に北欧をイメージした作品

 第55回全国ファッションデザインコンテスト(一般財団法人ドレスメーカー服飾教育振興会・学校法人杉野学園主催)が、10月14日にSUGINO HALLにて開催され、 日本綿業振興会賞に中国の周 尚琴(しゅう しょうきん)さんの北欧をイメージした作品が選ばれました。 

071 今回は応募総数1695点の応募があり、デザイン画から40名の方が入選され、実物制作を経て最終審査のファッションショーに臨んだのは39名でした。この中から、文部科学大臣賞を始めとする各賞が授与され、日本綿業振興会賞に私も審査員の一人として参加しました。
 受賞した周 尚琴さんは、現在、浙江理工大学服装学院デザイン科服装設計コース4年生で、デザインを学んでいるといいます。(ちなみに同大学は杉野学園の交流校で国立大学として著名です。) 

 作品は、北欧の風景に着想したという、スポーティでさわやかな感覚のニットウェアです。一見シンプルに見えますが、ひし形模様の編み地を変形させて、個性的に仕上げています。写真では後部が見えないのが残念ですが、非対称のカットやリボン結びのディテールなど、よくある形ではない、一味工夫したデザインも評価されました。
 白と鮮やかな赤やブルーとのカラーコントラストも清新で、北欧の清々しい透明な空気感が伝わってくるようです。 

Img_31791  周さんに、北欧のどこを意識したのか、と伺いましたら、本で見たというデンマークでした。その自由闊達な精神性や自然豊かな暮らしに憧れるといいます。とくに惹かれるのはインテリアや家具の温かな居心地のよさだそうです。確かにデンマークは民家の茅葺屋根や木工家具など、自然素材や職人技にこだわり、使いやすくて美しいデザインを生み出しています。
 素材も心地よい自然素材のコットンが大好きといい、本作品も綿100%の糸でつくったそうです。工場には何度も足を運んで、自身で編み立て作業に取り組み、一週間がかりで制作したといいます。

 レストランを経営するご両親のもとで育ち、子どもの頃から服を自分でつくるのが楽しみだったそうです。卒業後は大学院へ進み、デザイナーを志望していると話してくれました。今後の雄飛が期待されます。

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