2018春夏アクオド バイ チャヌ 信長ヒントにドラマ演出
「アクオド バイ チャヌ(ACUOD by CHANU)」は、既成観念にとらわれないボーダーレスな価値観を目指すブランドです。今シーズンもアマゾン・ファッション・ウィーク東京に参加して、渋谷ヒカリエで2018年春夏コレクションを発表しました。
それにしても今回のショーは、のっけからドラマティックな演出でドキドキしました。
冒頭、美しい白拍子のような姿の女性が現れ、織田信長が演じたといわれる「幸若舞 敦盛」を舞った後、甲冑を身に着けたダンサーが力強いパフォーマンスを繰り広げたのです。
ブランドを手がけるのはデザイナーの李燦雨です。日本の戦国時代の織田信長にインスパイアされて作品をつくったといいます。なぜ織田信長かというと、戦国武将の中でもっともヒップホップな人物と感じたからだそうです。守りに入ろうとする閉鎖的な時代であるからこそ、ファッション界を盛り上げるために攻めの姿勢で臨むといいます。
テーマは「ジップ・アウト(ZIP OUT)」、弾丸などがピュッと音を立てて進むという意味です。アクオド バイ チャヌという弾丸を世界に放つ意志が込められているとのこと。
モデルたちは甲冑や弾丸、家紋といったディテールを散りばめたファッションで登場しました。ハトメやジッパーなどのメタルがふんだんに採り入れられ、色使いは黒中心に赤や白です。ほんとうに勇ましくて恰好いいスタイリングでびっくり!
ともあれ戦闘はファッションの世界だけでありますように、願っています。
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