アンビアンス2018年春夏ショールーム展 早期開催も好評
2018年春夏コレクションを発表する若手デザイナーブランドの合同展示会「アンビアンス2018年春夏ショールーム展」が、9月12日から14日、東京・渋谷の文化ファッションインキュベーションで開催されました。
今シーズンは内外からの要望を受けて、1か月以上早い開催でしたが、好評のうちに会期を終えたといいます。
出展ブランドは、ウィメンズ・メンズ・アクセサリーブランドの25ブランドでした。とくに目新しかったのが、海外ブランドの出展です。
パリのトラノイにも参加している韓国のショールーム「LEDOME」よりニュースタンダードなK-Fashion の8ブランドや、フランスの“yoso”、ラトビアの“Anna Led“も出展していました。
これは海外のショールームのコラボレーション第一弾とのことで、次回も楽しみです。
ヴェントリロクイスト Ventriloquist
デザイナーの根本貴史さんが手掛ける「ヴェントリロクイスト Ventriloquist」には、いつも懐かしいヴィンテージの雰囲気があります。
今シーズンのテーマは「郷愁のボタニカルウエア」だそう。イタリアの画家、Franco Testaの水彩画に着想したという花模様のプリントが優美です。ジャカードもリーフ柄。各アイテムにこの水彩画に登場する「蛾」をモチーフにしたワッペンが付いているのも印象的です。
レースやブリーチ加工のインディゴニットなど、職人の手を加えたアイテムや、布をひねる、ねじるなどのドレープテクニックもさりげないバランスで、好感しました。
ドコカキタノホウ DOKOKA KITANO-HOU
ブランドを手がけるのは楠原麻由さん。どこか北の方という意味のブランド名は「どこか北の国にいる憂いのある人」をイメージしているとか。
北欧風の美しいカラートーンの、スポーティなニットを中心としたコレクションです。シンプルですっきりとしたデザインも着やすそうで、心に残りました。
イルメ ilme
ブランド名は「表情」という意味だそう。デザイナーは竹澤麗子さんです。デザインは素材の醸し出す雰囲気や表情を読み取り、トワルを組み立てながら考えるといいます。
トラッドをベースに、それを少し崩したリラックス感が魅力です。
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