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2017年9月13日 (水)

ヨコハマトリエンナーレ2017 ⑶ 社会へのメッセージ

 ヨコハマトリエンナーレ2017で感じたのは、作品に込められたアーティストの社会への思いです。社会へのメッセージが伝わってくる、ストーリー性のある作品が多く見られました。
 とくに横浜開港記念会館の地下スペースで行われている柳幸典のインスタレーション、「プロジェクト・ゴジラ(Project Godzilla)」は、強烈な文脈で迫ってきます。会場は少し離れていましたけれど、行ってみる価値ある展示と思いました。

20170826170116imgp27111jpg  暗い闇の中を進んでいくと、ギロッと光るゴジラの目が現れます。
 ビキニ環礁での水爆実験で突然変異したというあの空想上の怪獣、ゴジラががれきの中に隠れているようです。
 それにしても大きな目です。瞳の中にはキノコ雲が映し出されていました。

 次に赤い光に照らされたコーナーに出ます。
Img_07281
 日本国憲法第9条の条文が、バラバラにされて、傾いていたり、ときに逆さまになったりして設置されています。
 第9条の墓場 ということなのかもしれません。

20170826170452imgp27151  最後に出会うのが、ギラギラと輝くオレンジ色の球体です。マグマが噴き出しているかのようです。これは核戦争後の地球の姿なのでしょうか。
 核の恐怖を静かに発信している力作です。 

 横浜開港記念会館近くで併催されているヴァンクアート・スタジオNYKにも行ってみました。ここは日本郵船の倉庫だったところだそうで、建物自体おもしろいつくりです。
 注目は3階の「花と海と光」の設置型アートでしょう。
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  レジ袋でつくったという無数の花は「無音花畑」という丸山純子の作品です。それに高橋啓祐による青い渚のプロジェクションマッピングが組み合わさって、コンクリートの無機質な空間をドリーミーに演出しています。
 ここも一見の価値ありと思いました。

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