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2017年8月23日 (水)

WEF公開シンポジウム ⑵ 女性向け動画メディアに注目

 先般のウィメンズ・エンパワメント・イン・ファッション(WEF 尾原蓉子会長)主催の公開シンポジウムで、二人目の登壇者は、Cチャンネル代表取締役社長 森川 亮氏。Img_98961jpg 「動画でコミュニケーションし、行動し、物を買う時代」をテーマに、基調講演されました。
 ちなみに「Cチャンネル」は、ライン(LINE)の元社長だった同氏が、2年前に立ち上げた若い女性向けのインターネット動画雑誌です。

 同サイトを見ますと、そこには女性の関心を惹く動画がズラリ。実用に役立つハウツーものが中心で、メイクやファッション、ヘア、ネイルから料理、トラベル、さらに恋愛まで、カテゴリー別にアップされています。
 こうした情報はクリッパーと呼ばれる動画制作者がつくって発信していて、タレントやモデル、また社内のメンバーらがセルフィ―動画を撮って自分で編集し動画を投稿しているといいます。
 スマホで閲覧しやすい縦型サイズも特徴で、時間も短い1分動画です。このスピード感がいいですね。これからは写真よりも動画の時代、ということを印象付けられます。

 講演で、森川氏は、今やコミュニケーションはクローズドがメインといいます。ミレニアム世代は今、SNS離れを起こしていると。彼らの興味はフェイスブックやツィッターからインスタグラムへ、つまり文字から写真へ移り、それが動画へシフト。それも一部の人だけが見る、時限式のライブ発信がホットといいます。
 メディアの変化も、次のように指摘します。かつて映画は映像を見に行く時代をつくり、テレビは映像を受け止める時代をつくった。Cチャンネルは映像でコミュニケーションする時代をつくるといいます。
 これまで映像業界の課題は、スピードが遅い、コストがかかることでしたが、メディアもファッション業界のファストファッションのようにSPAモデルを目指さなければ、とも。ほんとうにすばらしい先見性です。
 Cチャンネルは、メディア業界を変革し、グローバルメディアのナンバーワンになると宣言しました。何しろ創業2年で、すでに10か国に展開し、900万人がリーチしているそうです。 
 テレビのコマーシャルは見たくないけれど、中身のいい動画ならスマホで繰り返し見て楽しめます。商品特性をハウツーで見せ、そこにちょっとしたエンタメ感覚も入っているのですからなおさら、何度も見たくなるものもあるでしょう。それも一分以内という短いメッセージです。この「繰り返し見る」ことができるというのも重要な要素といいます。
 スマホでハウツー動画コマーシャル、メーカーがこれを利用しない手はないと思います。新時代の幕開け、そんな感想をもったご講演でした。

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