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2017年8月

2017年8月31日 (木)

「第5回ウーマン・オブ・ザ・イヤー」賞に木村文乃さん

Img_07891 東京ビッグサイトで28-30日、開催されたジャパンジュエリー フェア2017で、最終日の昨日、ジュエリー業界が選ぶ「第5回ウーマン・オブ・ザ・イヤー」授賞式が行われました。

 ジュエリーの輝きのように「最も美しく生きている女性」として表彰されたのは、女優の木村文乃さんです。
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 シックな黒のロングドレスをまとって登場した木村さんは、ピュアな感じで自然な表情、それがほんとうに美しかったです!  
Img_07931  煌めく着用ジュエリーは、プラチナ950ダイヤ4点セットで、トータル110.01カラット。金額にして何と2億円だそうです。気が遠くなるような超豪華ジュエリーに目が点になりました。

 受賞の感想を問われて、木村さんは「こんなに素晴らしいジュエリーを着けるのは、一生に一度あるかないかのこと。これを励みに、さらに輝き続けたい」。また「高嶺の花と思っていましたけれど、自分に自信をもたらしてくれ、内からもキレイにしてくれるものと思います」と大感激の様子でした。

 また思い出のジュエリーは、「祖母から母に譲られたトルコ石の指輪」だそう。母がしまい込んで使わないことを祖母が咎めてけんかになったことなどを、楽しそうに語られたのも印象的です。

 最後は「最高峰のジュエリーに似合う大人の女性を演じたい」と女優らしく締めくくりました。

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2017年8月30日 (水)

セント・マーチンズ学生が初の個展 「祖父の庭」テーマに

 昨日、東京・代官山駅近くの小さなギャラリー懐美館で行われていたテキスタイル作品展に行ってきました。これは谷村咲里さんという、ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ テキスタイル科の学生さんによる初めての個展です。
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 会場には、日本の自然や植物のイメージがいっぱいにあふれていました。すべて手作りという作品のテーマは「祖父の庭」です。祖父というのは、大阪市在住の谷村さんのおじい様のことだそうです。

Img_07621_3    織物やニットのテキスタイルやスケッチ、ドローイングなどが壁面やテーブルを飾っています。 とくに織物は2年前に訪れた直島で見たアート作品をインスピレーション源につくったとのこと。明るい爽やかな色合いが島の自然を思わせます。

Img_07551jpg_2  右は、谷村さんが今回の展覧会のためにデザイン制作したという個性的なドレスです。

 スカートのチュールのポケットには押し花が入っていて、この押し花も自分でつくったといいます。

 どこからか、懐かしい香りが漂ってくるようです。

 新進フォトグラファーの嶌村吉祥丸がモデル撮影したスチールも展示されています。
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 中学生で単身、英国に留学したという谷村さん。ファッションやデザインが好きで、セント・マーチンズに入学され、今があるといいます。
 一歩を踏み出した若き才能に、私も期待しています。
 なお、会期は明日31日までです。

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2017年8月29日 (火)

初秋に主張する赤

 天候不順だった夏が過ぎ、ウインドーにはすでに秋ものが立ち上がっています。

 Img_00161ファッションカラーで目立つのは、予想していた通り、赤色です。

 赤といってもワインレッドなど、いろいろありますが、今シーズン、とくにインパクトのあるのは鮮やかな赤でしょう。
 きりっと主張する赤です。

 全身、赤でコーディネイトというルックも時折見かけます。

 もちろん黒との組み合わせや、カーキやベージュとも相性が良いようです。

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  ゴージャスでとびきりグラマラスな赤は勝負服であるともいいます。
 自分自身を主張する女性がそれだけ増えているあらわれでしょうか。そんな風に思える初秋の風景です。

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2017年8月28日 (月)

ストリートの主役 プリントTシャツの起源求める展覧会

 今やストリートファッションの主役となったプリントTシャツ。Img_04801その起源を求めて、 というコピーに惹かれて、東京・渋谷のDIESEL ART GALLERYで開催されている「センシビリティ アンド ワンダー(SENSIBILITY AND WONDER)」展に行ってきました。

 これは英国出身のジョン・トーヴとテキスタイルデザイナーのモーリー・ホワイトという二人のアートユニットによる日本初の個展です。
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 ギャラリー中央に巨大なプリントTシャツのインスタレーションが設置され、その周りの壁には、パンクにインスパイアされたアート作品がズラリと展示されています。
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Img_04841  二人は1960年代後半、初めてTシャツにスクリーンプリントで、当時人気のアーティストのポスターをプリントしたといいます。例えばデヴィッド・ボウイ(David Bowie)やイギー・ポップ(Iggy Pop)、シド・ヴィシャス(Sid Vicious)----らです。このグラフィックなプリントTシャツは、多くのアーティストたちに愛され、世界中の人々に親しまれるようになります。
 Tシャツという民主的なアイテムのおかげで、パンクなイメージ・ヴィジュアルを、誰もが手ごろな価格で手に入れることができるようになったことも大きかったでしょう。反逆のメッセージを伝えるのに、Tシャツほどぴったりなアイテムはありません。

 ストリートファッションの発祥は、彼らのつくったTシャツにあった、といわれる所以がわかる展覧会です。開催は11月9日までです。

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2017年8月27日 (日)

秋一番 男性的なチェックが女性ファッションに

 秋一番、女性ファッションのウインドーで男性的なチェック柄が目新しく感じられます。

Img_04901  紳士服のスーツに使われているような薄地の細かいチェック柄で、とくに目立つのがグレンチェックです。
 千鳥格子やガンクラブチェックといった伝統的な英国調といわれるものも多く見られます。

 カラーもニュートラルや白黒のシックな色合いでメンズ風。それらがゆったりと幅広いパンツやスカート、トップスなど女性らしいアイテムに採り入れられて、人気を集めています。 

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 この秋は単に甘くて優しいだけではない、大人の強さ、逞しさを持つ女性像へ――。メンズ感覚を盛り込んだ女性服の登場に、これまでの女らしさのイメージに変化が出ているのを感じます。

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2017年8月26日 (土)

2018春夏ヤストシ エズミ 「コラージュ」テーマに

 早くも東京コレクションで活躍するデザイナーによる2018春夏コレクションショーが始まりました。
Img_04921  トップをきったのはファッションデザイナーの江角泰俊さんが手がけるブランド「ヤストシ エズミ(Yasutoshi Ezumi)」です。昨日、渋谷のトランクホテルで、「コラージュ」をテーマに、自身が“意想外の組み合わせ”と呼ぶ“ファッションにおけるコラージュ”を発表しました。

 既存の服にある異なる要素を組み合わせ、重ね、足して、減らすことにより再構築されたシルエットは、ロング丈の抑えたフレアラインが中心です。トレンチコートやシャツ、デニム、ミリタリーといったメンズ感覚なアイテムによる、脱クラシックなコンストラクション----に、冴え渡る才能が煌めきます。
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 服の持つ可能性を最大限に引き出したコレクションでした。

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2017年8月25日 (金)

スカート復活でふんわり透けるレイヤードが流行っている

 今秋はスカート復活のシーズンになりそうです。街を歩くと、ロングやミディ丈のスカートをはいている女性が目につきます。
 フレアパンツも多いですけれど、スカートの方がより女らしく見えるからでしょうね。
 リボン結びのベルトでウエストをマークするデザインも目立ちます。

Img_04751jpg 中でも気になるのがこの春夏からずっと続いている、ふんわりとしたチュールやメッシュ、シフォンの透けるレイヤードスカートです。

 左のようなプリントや刺繍との透け重ねや、またバレリーナのチュチュのようなガーリーなものなど、時折見かけて、流行っていることがわかります。

 

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  右は少しボリュームを抑えた感じのチュールのスカートです。
 これなら大人の印象で、着こなせそうです。
 レギンスパンツと組ませるなど、多様なレイヤードができるのもいいですね。

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2017年8月24日 (木)

WEF公開シンポジウム⑶ 服が売れない時代にすべきこと

 WEF公開シンポジウムでは、最後にパネルディスカッションが行われました。Img_99151 パネラーは、このブログ⑴で紹介したお二人、西塚瑞穂氏と森川 亮氏、それにデザイナーの横森美奈子氏です。コーディネーター役はファッション・ジャーナリストの生駒芳子氏で、生駒氏の質問に、パネリストが答えるというカタチで進行しました。
 質問は多岐にわたりましたが、とくに服が売れていない時代に何をすべきか、10年後をどうみているのか、に興味がいきました。

 森川氏は「日本は幸せ過ぎるのか、新しいものを生み出す力に欠けている。イノベーションへの取り組みが遅れていて、韓国の方がむしろ積極的。少し変人と思われるようなユニークな人、イノベーターが活躍できるような環境が必要」、「10年後にはAIロボットが部屋にいて、情報をロボットとシェアする時代になるだろう」といいます。
 西塚氏は「賢い=安いではない。誰かとつながり共感したいという気持ちに変わりはないので、キーはこれからもゲストとお気に入りの店員。個人的なコミュニケーションを強化していく」。
 横森氏は「ファッショントレンドがノームコアになって、ファッションへの興味が薄れている」、「若者たちは普通の格好でよいと思っているので、10年後にはユニフォーム化するのではないか。しかしそれでいいのかという層も出てくる。自分の条件をインプットすると服が出てくるといった風になるのでは」と指摘。 

 いずれも心にグサッとくるような印象的なお話でした。

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2017年8月23日 (水)

WEF公開シンポジウム ⑵ 女性向け動画メディアに注目

 先般のウィメンズ・エンパワメント・イン・ファッション(WEF 尾原蓉子会長)主催の公開シンポジウムで、二人目の登壇者は、Cチャンネル代表取締役社長 森川 亮氏。Img_98961jpg 「動画でコミュニケーションし、行動し、物を買う時代」をテーマに、基調講演されました。
 ちなみに「Cチャンネル」は、ライン(LINE)の元社長だった同氏が、2年前に立ち上げた若い女性向けのインターネット動画雑誌です。

 同サイトを見ますと、そこには女性の関心を惹く動画がズラリ。実用に役立つハウツーものが中心で、メイクやファッション、ヘア、ネイルから料理、トラベル、さらに恋愛まで、カテゴリー別にアップされています。
 こうした情報はクリッパーと呼ばれる動画制作者がつくって発信していて、タレントやモデル、また社内のメンバーらがセルフィ―動画を撮って自分で編集し動画を投稿しているといいます。
 スマホで閲覧しやすい縦型サイズも特徴で、時間も短い1分動画です。このスピード感がいいですね。これからは写真よりも動画の時代、ということを印象付けられます。

 講演で、森川氏は、今やコミュニケーションはクローズドがメインといいます。ミレニアム世代は今、SNS離れを起こしていると。彼らの興味はフェイスブックやツィッターからインスタグラムへ、つまり文字から写真へ移り、それが動画へシフト。それも一部の人だけが見る、時限式のライブ発信がホットといいます。
 メディアの変化も、次のように指摘します。かつて映画は映像を見に行く時代をつくり、テレビは映像を受け止める時代をつくった。Cチャンネルは映像でコミュニケーションする時代をつくるといいます。
 これまで映像業界の課題は、スピードが遅い、コストがかかることでしたが、メディアもファッション業界のファストファッションのようにSPAモデルを目指さなければ、とも。ほんとうにすばらしい先見性です。
 Cチャンネルは、メディア業界を変革し、グローバルメディアのナンバーワンになると宣言しました。何しろ創業2年で、すでに10か国に展開し、900万人がリーチしているそうです。 
 テレビのコマーシャルは見たくないけれど、中身のいい動画ならスマホで繰り返し見て楽しめます。商品特性をハウツーで見せ、そこにちょっとしたエンタメ感覚も入っているのですからなおさら、何度も見たくなるものもあるでしょう。それも一分以内という短いメッセージです。この「繰り返し見る」ことができるというのも重要な要素といいます。
 スマホでハウツー動画コマーシャル、メーカーがこれを利用しない手はないと思います。新時代の幕開け、そんな感想をもったご講演でした。

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2017年8月22日 (火)

WEF公開シンポジウム ⑴ テレビショッピングに学ぶ

 去る7月下旬、東京ウィメンズプラザホールで開催されたウィメンズ・エンパワメント・イン・ファッション(WEF)主催の公開シンポジウムに参加しました。
 WEF会長の尾原蓉子氏によると、今回は、“店舗の外”で深く静かに進む潮流から二つの事例に照準を当てたといいます。一つはテレビショッピング、もう一つは若い女性向けファッション動画メディアです。異なる客層、異なる手段で生活者にアプローチする革新的企業の戦略と実践を学ぶことで、ディスラプション(旧来の秩序破壊)的変革が進むファッションビジネスにおける成功の条件を探るのが狙いといいます。
 テーマは「顧客フォーカスで共感と感動を呼ぶファッションビジネス・イノベーション~テレビショッピングと女性向け動画のファッション雑誌から学ぶ~」。
 大変興味深い内容でしたので、ここにその概略をまとめておきたいと思います。

Img_98941  まず登壇したのが、ジュピターショップチャンネル執行役員マーチャンダイジング本部副本部長の西塚 瑞穂氏です。「心躍る瞬間を。顧客と共鳴し合う売り場づくりの挑戦」と題して基調講演されました。(実は同社について、このブログ2014.7.9付けでも取り上げていますのでご参照ください。)
 ご存知のように、同社はテレビショッピング専門チャンネル「ショップチャンネル」を運営する、1996年創業の日本初のテレビ通販会社です。最近はオムニチャネル政策も功を奏し、20期連続、増収をキープし続けているといいます。2016年には前年比2.1%増の1,549億円の売上を達成したとか。
 顧客は90%が女性で、50代が26%、60代が35%、また70代以上も20%だそう。シニア層が多いことがわかります。女性に人気のカテゴリーを中心に幅広く、連日約500アイテムを紹介しているそうで、分野別では、ファッション、ビューティ、食関連が各3分の1くらいとか。商品は基本的に1時間ほどかけて丁寧に説明していくので、ユニークなエピソードがあるなどといったストーリー性のある、こだわりの商品が選ばれることが多いといいます。
 1日に7万2千件もの電話があって、1万2千箱を出荷したこともあったとか。生放送だからこそのリアルな臨場感のある情報を伝えることを大事にしていて、お客の反応を読み、その場で活かす、お買い物目線に立った進行を心がけているとも。
 またゲストとキャスト(司会者)によるお客の心の琴線に触れる生トークも重要なポイントといいます。例えば「横森美奈子のリアル・クローゼット」のように、デザイナーの生の声が聞けたり、お気に入りの販売員が実際に試着して見せたりすると、消費者の購買意欲はよりいっそう掻き立てられるのだとか。
 こんな風にして売り上げた一日の最高記録は、2013年10月4日に販売したカシミアマフラーで、6万3000本に上ったといいます。

 最近よく「モノよりコト消費」と言われます。生放送のテレビショッピングは、モノをコトとしてバーチャルに体験できる強みがあります。同社のミッションとは、いかに客と心を通い合わせ「心躍る瞬間」をつくれるかだそう。心に響く生トーク、ますます期待したいですね。

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2017年8月21日 (月)

「ジャコメッティ」展に行ってきました!

 先日、東京・六本木の国立新美術館で開催されている「ジャコメッティ」展(このブログ2017.8.1付けで予告)に行ってきました。
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 全体に高さ1mくらいのどちらかというと小さい彫刻と、素描や版画が多いです。12頭身?と思うような、ひょろりと細長い、なかには針金みたいな小像もあって、不思議な気分にさせられます。日本人哲学者、矢内原伊作をモデルとしたスケッチもじっくり拝見しました。何度も描き直したようなタッチが独特です。

 とくに印象的だったのは、「ベネツィアの女」シリーズで、9体揃っての展示は圧巻でした。
 「鼻」という作品の長い鼻は人間の傲慢さを表現しているのでしょうか。
 またドッグ&キャットも。とくにキャットの胴体がやたら引き伸ばされて長いのも、なぜそこまで、と思ってしまいます。

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 写真撮影が可能だったのが、チェース・マンハッタン銀行からの依頼を受けて、ニューヨークの広場のために制作された3点の大作です。

Img_04531jpg  いずれも1960年に制作されたブロンズ像で、立像は2mを超える高さです。さすがに迫力がありました。

 右は、「大きな頭部」という題名の彫像です。

 左下はポスターやちらしに使われている「歩く男1」、右下は「大きな女性立像」です。
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 ジャコメッティは、作品を「見えるままに描いた」といいます。といえ「見える」とは形ではない心象風景で、ものの本質はすべて細長いゴツゴツしたものに収束する、ということのようです。
 ジャコメッティが見たもの、それが何なのか、私にも少し理解できた気がしました。
 
 このジャコメッティ展、開催は9月4日まてです。

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2017年8月20日 (日)

釈迦堂遺跡博物館 縄文遺跡を訪ねて

 中央道を通るといつも目に付くのが、縄文博物館こと釈迦堂遺跡博物館です。蓼科からの帰路、釈迦堂パーキングエリアから歩いて行ってきました。

Img_04391  何とも立派な施設でびっくりです。
 開館したのは昭和63年で、笛吹市と甲州市の組合立博物館となっています。1980年代初め中央道建設に際し、この付近で日本有数の縄文遺跡が見つかったそうで、遺跡をこの両市の遺産としたといいます。 

 館内には縄文土器がズラリと展示されています。
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Img_04021  右は縄文中期後半の土器で、釈迦堂遺跡の出土品を代表するものだそう。「水煙文土器」と記載されていました。

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Img_03991  土偶もたくさん見られます。
 多くは割れた破片でしたが----。数が多いのに驚かされます。

 
 

 

Img_04191  土偶作りの体験もできるようになっています。

 30分くらいで、200円だそうです。
 作ったらそのまま持ち帰れるとのことです。

 

Img_04341  庭園はよく整備されていました。
 その少し高いところに、復元された縄文人の住居址があります。
 右は縄文前期初頭のものでほぼ円形をしています。
 縄文中期のものは楕円形です。それも2つありました。

20170814164752imgp25821jpg  遊歩道には美しいピンク色のヒガンバナ、ナツズイセン(夏水仙)が咲いていました。

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2017年8月19日 (土)

蓼科山 山頂の蓼科奥宮神社目指して登山

 今夏はよく雨が降ります。それでもまたお盆休みに山へ行ってきました。東京からそれほど遠くない北八ヶ岳の蓼科山です。この辺りは何度も来たことがあるのですが、蓼科山には登ったことがありませんでした。

Imgp95611pg  登山口の7合目には大鳥居が立っています。
 ここをくぐると神域なのですね。
 山頂の蓼科奥宮神社目指して登山開始です。

Imgp95251  雨上がりの山道は、とくに苔の緑がきれいでした。
 おもしろいキノコもいろいろ生えています。
 昔から抗癌作用があることで知られるサルノコシカケもありました。
 これはなかなか見事です。

20170814070752imgp24341jpg  真っ赤なキノコも色艶やかです。
 名前がわからないのが残念です。

 

 途中にあった「天狗の露地」からの眺めです。雲の切れ間から女神湖が見えました。
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20170814094048imgp24811  ようやく宿泊先の蓼科山荘に到着しました。
 普通は1時間半の道のりなのに約2時間かかりました。苦しかった!
 山小屋を開いているのは若いご夫婦で、このあたり一帯は水場がなく、水は雨水を利用しているといいます。
 水がない苦労を身に沁みて感じた一夜でした。

 翌朝は晴れ間も見え、登山日和となりました。
 大きな石がゴロゴロしている急登で、またしても息が切れて苦しい!

 山頂は岩だらけの広々とした空間でした。標高2531m。ちょっと富士山に似ています。
 時折、日差しは射したのですが、雲が多く、残念ですが眺望には恵まれませんでした。
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Imgp95391jpg  山頂に佇む蓼科奥宮神社にお参りします。

 こんなに苦しいのに、なぜ山に登ってみたくなるのでしょう。きっと大自然の中にいる、非日常感がいいのでしょうね。
 もう次はどの山へ行こうかと、思っているのですからほんとうに不思議です。

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2017年8月18日 (金)

北関東織物の旅 ⑼ ジャカードスカート織のイヅハラ産業

 北関東織物の旅の最後を締めくくったのは、桐生の最先端ハイテク繊維企業、イヅハラ産業です。
 同社は、「イヅハラ織」と呼んでいる独自のジャカードスカートをデザインから一貫して製作しています。コンピュータージャカードを駆使して、織物の段階でスカートの形状を形成するジャカード織物をつくっているのです。
 この3月、桐生テキスタイルプロモーション展が東京で開催され、出展していた同社ブースをこのブログ2017.3.18付けのなかで紹介しています。ご参照ください。

 閑静な住宅地に建つモダンな社屋で、迎え入れて下さったのが代表取締役社長の赤石重男氏です。
 
 さっそくコンピュータージャカード機が並ぶ工場を見学させていただきました。

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 ジャカードスカート織は、ウエストに相当する部分を山形に形成して一体に織り上げていきます。  
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 Img_03631jpgポリウレタン繊維を使うことで、プリーツ状のギャザーを出しているのですね。 

 右は織り上がったジャカードスカート織です。裾にバラの花のボーダーが入っています。 

Img_03571 たまたま経糸をつなぐ日だったということで、そのめったにない現場も見せていただきました。

 



 資料室には、これまでに開発されたたくさんのジャカードスカート織のサンプルが展示されていて、圧倒されます。
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Img_03751  キュートなフリル織のジャカードスカートです。
 ベース布とフリル布を同時に織り上げるものだそう。
 刺繍のように見えますが、織り柄です。

 

 イヅハラ産業ではこんな風にして、スカートやワンピースのセミオーダーを手がけているのですね。それにしても織物で服の形をつくってしまうとは!

 驚きの連続の訪問でした。

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2017年8月17日 (木)

北関東織物の旅 ⑻ 小林当織物 電子ジャカード機と資料室

 北関東織物の旅で桐生に来て、ジャカード織服地で著名な小林当織物を訪問しました。
 国内はもとより海外でもミラノウニカに出展するなどしている人気企業です。私も何度か取材させていただきました。

 代表取締役社長の小林雅子氏と常務取締役の村岡謙一氏のお二人が、出迎えて下さり、工場組と資料室組の2班に分かれて見学しました。

 工場では、最新鋭の電子(コンピューター)ジャカード機が2台、ドーンと設置されていたのが印象的です。
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 織機はドイツ製ドルニエで、電子ジャカードはベルギー製ボーナスです。昨年春に導入したとのことで、日本製ではないのがちょっと残念でした。この分野ではヨーロッパが先行しているといいます。
Img_03441 細い糸から太番手まで、どんな素材でもこなせるそうです。
 機械の動きはとにかく早いです。見ていると目が回ってきます。

 生産は主に受注で、婦人服地が8割とか。小ロットにも対応しているといいます。
 
 資料室では、設立時以来のサンプルがどっさり。でもきちんと分類展示されていました。

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Img_03491jpg  かつて大ヒットしたという梨地楊柳(写真左)から職人の手仕事による突っ切り、装飾的なゴブラン織など様々。
 これら貴重な資料の中から、新素材が生まれていくのですね。アーカイブを残すことの大切さを改めて思います。

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2017年8月16日 (水)

北関東織物の旅 ⑺ 織都の歴史を伝える桐生織物記念館

 北関東織物の旅で、織都桐生1300年の歴史と今を伝える桐生織物記念館に行きました。
 同館は1934年(昭和9年)に桐生織物協同組合の事務所として建てられ、国の登録有形文化財に指定されている桐生を象徴する建物といいます。

 同組合専務の藤生孝昭氏のお計らいで2階に上がり、スタッフの方に重厚な風格の館内を案内していただきました。

Img_03081jpg  生糸から糸染め、整経、ジャカード織などの工程を、道具や機械の説明を受けながら、一通り巡ります。

 展示室では様々な桐生織の技法を用いた織物が展示されています。
Img_03181jpg  
とくに目を引いたのが、新田義貞の軍旗「中黒古旗」の復元です。
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鎌倉攻めの際の資料、稲村ケ崎で太刀を投げ入れ龍神に祈ると、塩が引いたという逸話を描いた絵も展示されていました。

Img_03211  明治天皇の肖像画を織りで表現した写真織もありました。明治41年頃のものだそうです。
 とにかく細かい、繊細な技が印象的です。

 1階は販売場になっていて、和から洋まで、様々な製品が販売されています。
 桐生産地のものづくりの全貌を紹介する、すばらしい施設でした。

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2017年8月15日 (火)

北関東織物の旅 ⑹ 桐生織と共に のこぎり屋根の後藤織物 

 北関東織物の旅の3日目は、西の西陣、東の桐生と言われる桐生織物の見学です。

Img_02511  最初に訪れたのは、明治3年(1870年)創業の格式ある桐生織の店、後藤織物です。いかにも老舗らしい立派な門には、文化庁認定の日本遺産の立て札が立っていました。

 ここは昔ながらのギザギザの三角屋根、のこぎり屋根の絹織物工場があることで有名です。
 同社4代目で現在顧問の後藤隆造氏が迎えてくださり、常務の後藤充宏氏のご案内で、まずは工場へ向かいます。
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 お話によると、のこぎり屋根はイギリスが起源だそうです。北側にガラスの高窓をつくることができるので、自然光が得られるのですね。北からの光は一年中安定しているので、織物の色合いをチェックするのに最適なのだそうです。

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Img_02611  工場内にはジャカード織機が約30台、ずらりと並んでいました。この機械で美しい帯地を生産しているのです。
 模様に対応した穴の開いた紋紙で織機の糸の上げ下ろしを制御し、複雑な柄行きの布を織っていきます。

Img_02691  一反織るのに紋紙は少なくとも8,000枚必要で、一週間以上かかるとか。

 その紋紙の束を見せていただきましたが、数の多いのにびっくり!

 

 次に資料室です。後藤常務の解説で、紋織物や丸帯、袋帯などの帯地を拝見しました。
Img_02811jpg  
Img_02751  さすがに見事なものばかり。
 映画「SAYURI」(平成19年)では、同社の帯が使われたそうです。
 格調の高い華麗な技に一同うっとり。
 

 

Img_02531  お座敷では織り上がった七五三の祝帯の糸を切る仕上げの手作業が行われていました。

 周囲が電子化を進める中、同社もコンピュータジャカード機を3台入れているそうです。
 とはいえそれよりも、伝統の技術を守ることの方に力を入れていきたいとおっしゃっていました。何か頭が下がる思いがしたことが思い出されます。 

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2017年8月14日 (月)

北関東織物の旅 ⑸ 結城紬奥順「つむぎの館」と工房見学

 北関東織物の旅で、ハイライトは結城紬の奥順「つむぎの館」訪問でした。
 本場結城紬は日本の絹織物の原点を今に伝える布です。その製作工程は、世界に誇るべき日本の技として、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。また「糸つむぎ・絣くくり・地機織り」の三工程は日本の重要無形文化財に指定されています。
 奥順は結城紬の企画とデザイン及び販売流通を請け負う製造問屋です。2006年に資料館・つむぎの館を敷地内にオープンし、結城紬の生産に携わってきた産地の資料を一堂に集めて保存し、その文化を伝えています。

 到着すると奥順の若旦那、代表取締役専務の奥澤順之が迎えてくれ、すぐに工房の須藤商店へ連れて行ってくれました。ちなみに須藤商店の代表、須藤〓(あきら)氏は本場結城紬染織製作技術者で、2015年度文化庁長官から表彰されています。

 工房では、本場結城紬の代表的な3つの工程をじっくり見学しました。

Img_01911 まず「糸つむぎ」です。
 右の写真のように「つくし」という道具に真綿を巻き付けて、指先で糸を紡いでいきます。 
 本場結城紬の糸は生糸ではなく、このように真綿から直接紡ぎ出してつくるのです。

Img_01971jpg  左は紡がれたばかりの手紡ぎ糸です。
 それを経糸にも緯糸にも使用するのが、他の紬にない結城紬の特徴とか。

 極々繊細でやさしげですね。

Img_02081  次に「絣くくり」です。
 柄にする部分に染料が染み込まないよう綿糸でくくっていきます。
 1反の幅で一番単純な亀甲模様でも160カ所以上縛るそうですから、何とも根気のいる作業です。

 さらに「地機(じばた)織り」です。
Img_02041_2  地機という手織り機は、もっとも古くから使われている織機です。居坐機(いざり)機とも呼ばれてきたものですね。
 タテ糸を腰でつり、必要な時にだけタテ糸に張力をかけて織っていきます。

 気が遠くなるような作業の連続にため息が出ました。

 奥順「つむぎの館」に戻り、本場結城紬の展示場に入りました。
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Img_02351jpg  奥澤専務による解説があり、一同耳を傾けました。

 糸をつくる真綿について、いかに軽くてふんわりとしているか、宙に浮かせて見せてくれたのも印象的でした。

 結城紬の反物にも二種類あるそうです。
Img_02411  すべてが昔ながらの手作業でつくられる本場結城紬には「結」のマークが入っているとのことです。
 左が「結」のマークの本場結城紬です。

 なお「紬」マークのものは、「いしげ結城紬」と呼ばれていて半手仕事・半機械によるものだそうです。こちらの方が少しだけお値段がお手頃なのですね。

 それにしても本場結城紬が世界的に注目されている、その理由がつかめた気がしました。何しろ2000年も前から技術に変わりがないのです。我が国最古の絹織物として、その技術が脈々と受け継がれてきた、その事実がここにありました。
 「変わらない」ことがどんなに大変なことか、奥澤専務がとくに強調されていたことです。この伝統的な技術の継承者を増やす支援がもっともっと必要なのに----、と思わざるを得ません。ちょっと複雑な気持ちで、「つむぎの館」を後にしました。

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2017年8月13日 (日)

北関東織物の旅⑷ 自然に佇む濱田庄司記念益子参考館

 真岡に来たら、益子はすぐそこです。益子は人間国宝の陶芸家 濱田庄司の活動で著名になった町です。ここに来たら、濱田庄司記念益子参考館に行ってみたいと思っていました。
 そこで少しの時間を利用して、濱田庄司コレクションを見に行ってきました。
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 濱田庄司記念益子参考館は、濱田庄司の旧宅です。樹木に囲まれた閑静な自然の中に佇んでいました。
 
 展示室では新しく始まった企画展「SLIP WORKS /泥しょうの仕事」が開催されていました。
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 その概要によると、濱田庄司は1920年、バーナード・リーチとともにイギリスへ行き、世間で忘れられた存在になっていた「スリップウェア」に出会います。スリップウェアとはスリップ、すなわち泥しょうで装飾した陶器です。二人は、その素朴で肉厚な柔らかい質感に感動し、スリップウェアを収集したそうです。

Img_01491jpg_3 今回出品されたのは、その頃のコレクションの一部で、そ の後の彼らの作陶や民芸運動に強い影響を与えることになったといいます。
 どこか懐かしい味わいの、どっしりとしたスリップウェアは、シンプルでモダンな感覚で、お料理をおいしく引き立ててくれそうです。
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 古色蒼然とした草ぶき平屋建ての広壮な邸宅。1850年に建てられて、1942年にこの場所に移築されたといいます。
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 濱田庄司の居室です。温かな重厚感で迫ってきます。
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 濱田庄司が使用していた工房(細工場)です。手回しロクロがありました。83歳で亡くなる直前まで、ここで作陶していたとか。
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 窯場には、大きな登り窯がズラリと並んでいました。東日本大震災で被災したと聞いていましたが、修復されたようです。
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Img_01331 この他、上絵付け用の赤絵窯も見ることができました。

 思い切って「訪ねてみてよかった!」というのが率直な感想です。

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2017年8月12日 (土)

北関東織物の旅 ⑶ 真岡木綿会館と岡部記念館金鈴荘

 北関東織物の旅で、真岡木綿会館を訪れました。
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Img_01621jpg  館内では機織り・染色が行われていて、実際に見学したのは機織りでした。
 織機は全部で34台あり、現在織り手は初心者からベテランまで、14人だそうです。織り上がった反物は、会館がすべて購入する仕組みといいます。

 綿も栽培されていますが、綿畑は別の場所にあり面積は約300坪。Img_01701 育てているのは和綿で、茶綿や緑綿もあるそうです。
 畑に行くことができませんでしたので、代わりに会館前に置かれていたプランターを持ってきてくれました。ちょうど開花の時期で、芙蓉のような美しい花が今まさに開くところでした。

1_2  江戸時代、真岡と言えばそのまま木綿の代名詞として通用した時期があったといいます。江戸の木綿問屋はこぞって真岡木綿を求め、木綿仕入高の約8割が真岡木綿であったという記録もあるそうです。
 赤穂浪士の討ち入り装束も真岡木綿だったとか。その復元された衣装も展示されていました。

 

 隣接する真岡木綿問屋としても栄えた岡部呉服店の岡部記念館金鈴荘にもご案内していただきました。
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 割烹料理店だったという名残もあり、床の間の紫檀、黒檀、襖絵など、しばし歴史の重みを感じたひと時でした。

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2017年8月11日 (金)

北関東織物の旅 ⑵ 大麻博物館「農作物としての大麻」

 服飾文化学会の夏期セミナー、北関東織物の旅の2日目は、大麻博物館からスタートしました。
 大麻博物館は、2001年に栃木県の那須高原にオープンした私設の小さな博物館です。
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 実はこのブログ2016.7.29付けで、紹介していますのでご参照ください。私は高安淳一館長のお話を伺い、ぜひ現地を訪れてみたいと思っていました。
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 大麻というと「えっ、大丈夫なの?」と言われ続け、違法な薬物と認識されています。 しかし大麻は、古来より人々に親しまれ、繊維を衣服や縄・釣糸・漁網に、種を食料に、茎を建材に、葉や根を薬用にと幅広い用途で利用され、神道の世界ではその繊維を清めの道具として用いるなど、日本の伝統・生活文化と密接な関わりを持つ農作物だったのですね。
 とくに栃木県は、国内生産の約90%を占める大麻の産地となっているそうです。

 とはいえ1950年代に大麻取締法が発効して以来、大麻には悪いイメージがつきまとっています。
Img_00901 高安館長の危機感は非常に強いものがあるようで、今年の年頭に「大麻という農作物」という著書も出版されました。私も購入して読ませていただきました。

 かつて麻と言えば大麻のことを指しました。麻に大を付けて大麻というようになったのは、他の麻と区別するため、埋没しないようにするためであったといいます。また大いなる、という尊重の意味を込めての名称でもあったとか。

 実際、麻には様々な種類があり、おなじみのリネンは亜麻ともいい亜麻科の植物、苧麻はラミーで日本では「からむし」とも言われるイラクサ科、そして大麻は英訳するとヘンプで、これこそ真のあさ科植物だそうです。とはいえ日本の大麻布と海外のヘンプでは様々な点で違いがあるといいます。
 たとえば糸づくりでは、海外産ヘンプは機械紡績で、繊維の構造をバラバラにしてから糸にするのに対し、Img_01031jpg日本の大麻布は、手作業で繊維を延々とつないでいくのだそうです。
 生えていたときの天地の向きを変えないように、また繊維の空洞のチューブ構造を活かしながら績んでいくそうで、その方法を館長ご自身が実演してくれました。

Img_00861jpg  こうしてつくられた大麻布は柔らかくて、使い込むとベビーの肌着にも使えるといいます。

 

1  


 早く乾いて濡れないことも実験して見せていただきました。
 チューブ構造のため繊維内に水分を保持し、蒸気として発散するので、濡れた大麻布を身に着けても、さらっとした感触なのですね。
 夏涼しく、冬温かい性質も中空の綿繊維に似ています。

 丈夫で耐久性があるのも麻の特徴です。昔から漁網やつり糸などにも利用されてきたといいます。
 あるとき館長も大麻のつり糸で釣りをしたそうです。そうしたら植物なので魚が自然に近寄ってきて、おもしろいように釣れたとか。そんな楽しいエピソードも印象的でした。

 今回の訪問で、大麻が、夏の暑さや冬の寒さを防ぐように日本で独自に進化した自然素材だったことが分かりました。「農作物としての大麻」、その文化の啓蒙活動に取り組む高安館長に改めて敬意を表します。

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2017年8月10日 (木)

北関東織物の旅 ⑴ 世界遺産 富岡製糸場を訪問して

 今夏の服飾文化学会の夏期セミナーは、北関東織物の旅でした。北関東は古来より織物の一大産地です。絹織物や麻織物、綿織物の伝統が現在も息づいているのです。産地の魅力ある企業の工場や職人の技などを見学し、繊維産業を取り巻く新しい動きや今後の方向などを探ってきました。

 台風5号が北へ逸れた8日、予定通り世界文化遺産の富岡製糸場を訪問しました。
 ここは2014年に日本近代の産業遺産として初めて登録された工場で、東京から近く、糸へんでもあり、私もすぐにでも行ってみたいと思っていた人気スポットです。どんなところかしら、と大変興味を持っていました。 

 富岡製糸場は明治維新後の明治5年、生糸を輸出するために建てられた洋式の繰糸器械を備えた官営の模範工場です。ガイドがとくに明治5年という年を強調していたのが印象的でした。
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Img_00341  上は国宝に指定されている東置繭所の入口です。
 建設に携わったのは、フランス人のオーギュスト・バスティアンで、木造レンガの外壁はフランス式の積み方になっているといったことなどを伺いました。

 その2階に乾燥させた繭を貯蔵したといいます。
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 上はその貯蔵室の内部です。かつての活気に満ちた面影を偲ぶことができます。薄明るいひんやりとした静かな空間で、広々としていました。

Img_00641jpg  右は、資料室のある東置繭所の1階で行われていた接緒の実演です。復元されたフランス式操糸器を操っているところで、生糸はこんな風につくられていたのですね。
 


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 上は巨大な操糸場で、建物は国宝に指定されています。
 工場は当初官営でしたが民間に移り、三井、次いで原三渓(生糸貿易で財を成した実業家で、横浜の三渓園で有名)が後を継ぎ、その後片倉工業が1939年から2005年までオーナーを務めていたといいます。
Img_00461  かつての姿を維持したまま保存されていたことが、世界遺産につながったのですね。片倉工業に感謝です。
 場内には、昭和39年に導入されたという日産の自動操糸機が設置されていて、つい最近まで稼働していたといいます。

Img_00491pg  右は、明治6年に建設された首長館(ブリュナ館)です。指導者として雇われたフランス人のポール・ブリュナが家族とともに暮らしたという邸宅です。
 のちに工女の夜学校として利用されたとのことでした。

Img_00551  右はブリュナエンジンです。富岡製糸場の設立の際、輸入された蒸気エンジンで、ポール・ブリュナの名前が付けられています。当時はフランスが絹織物技術で最先端を行く国であったといいます。 

 ここでは工場労働者は女工ではなく、工女と呼んでいるのですね。
 Img_00231右は「お富さん」と名付けられたマスコットです。フランス人の飲む赤ワインを見て、それを血と思い込み、「生き血を取られる」などというデマも流れて、なかなか人が集まらなかったとか。
 またガイドによれば「女工哀史」にみるような酷い待遇はなかったそうです。診療所の設備もあり、8時間労働も順守され、福利厚生は整っていたといいますが---、このあたりのことはよく調べてみる必要がありそうです。当初はフランス風に扱われていたとしても、次第に変質していったとみるのが正解でしょう。

 この富岡製糸場で、今回内部に入場できたのは、国宝の東置繭所と操糸場だけでした。それ以外の建築物、重要文化財指定の首長館や検査人館などは中に入れなくて外観のみでした。ですから、Img_00211jpgスマートグラスによる「CG映像ガイドツアー」が役立ったと思います。
 これはこの4月から始まった新しいサービスです。もしも雨が降っていたらできなかったツアーで、ちょうど雨の合間だったこともあり幸運でした。
 音声だけではきっと物足りなく感じられるのではないかと思います。
 次回行くときの参考にしてください。

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2017年8月 9日 (水)

独自の歩みを始めた日本ファッションを考える

 洋装が入ってきて150年です。
Scan0544  西洋の真似だった洋服は和装と混じり合いながら、今では日本的な独自の歩みを始めています。

 日本のファッションも世界的に注目されるようになり、パリのジャパン・エキスポ(このブログ2017.7.22~24参照)などのイベントでもみられるように、人気を集めています。

 そこで (一財)日本綿業振興会発行の機関紙「COTTON PROMOTION コットンプロモーション」(2017夏号のコラム、マーケティング・アイ)に、「日本ファッションの独自性を見直す」と題して、右のような記事を書きました。

 本紙と併せてご覧下さい。

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2017年8月 8日 (火)

「龍の口 竹灯籠」アニメ映画のイリュミネーションも

 先日の土・日、藤沢・片瀬江ノ島の龍口寺で「龍の口 竹灯籠」の行事が行われました。恒例の夏の夜の風物詩として親しまれているイベントです。昨年から2日間の開催になり、竹灯籠も5,000基といいます。(4年前にも行ったことがあり、そのときは3,000基でした。このブログ2013.8. 4参照) 年々規模が大きくなっているようです。 
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 今年はアニメ映画「きみの声をとどけたい」とタイアップし、竹灯籠に映画を思わせるイリュミネーションが飾られていました。映画は25日公開予定で、高校生たちの青春を描いたものだそうです。
 その彼ら若者たちの想いを伝える竹のゲートが設置されていました。竹灯籠には「責任をもつ大人になる」などのフレーズも描かれています。
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Img_00201  竹のイリュミネーション・アートもみられました。

 右は一見、ステンドグラスのようです。龍口寺らしい龍のモチーフが浮かび上がっていました。 

Img_00181  これは竹の彫りもの。弁財天でしょう。
 幻想的な美しさでした。

 竹灯籠は、腰越商店街の方にも伸びていて、にぎやかな様子でした。
 地域のお祭り、今どこも盛り上がっているようですね。

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2017年8月 7日 (月)

今夏も浴衣 伝統柄を今風に 浴衣男子も増えて

 和装全体の売上は年々落ちているというのに、浴衣は好調といいます。銀座松屋も今年、オリジナルを充実し、売上高1億円を目指すというニュースが流れました。
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 柄は、やはり伝統的な草花模様が中心です。クラシックなモチーフを縦に配するなど、今風にアレンジしたものが多くなっているように思いました。
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 右は、銀座松屋の「GINZAゆかたステーション」。

 今夏も車内など、いろいろなところで浴衣姿を見かけます。
 納涼祭りや盆踊りも年々盛んですしね。花火大会では若い女性の8割は浴衣とか。こういう時こそ、普段着ないものを着てみようということなのでしょう。

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 上は、先月末に行われた新橋こいち祭りの様子です。まだ明るい時間帯でした。それにしても皆さん、本格的に浴衣を着こなしていて、かっこよかったです。

1  女子に合わせてか、浴衣男子も増えました。
 海外、パリのジャパンエキスポでもキモノが目立っていましたけれど、これも一種の逆輸入ですね。

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2017年8月 6日 (日)

コルクルーム プールサイドパーティーでハワイアン

 先日、コルクルーム恒例の夏のパーティが、目白ファッション&Img_00101アートカレッジのプールサイドで開かれました。
 コルクルームの安達市三代表を囲んで、若手ファッションデザイナーやデザイナーを目指す若者たちが、いつものように大勢集ってワイワイ、ガヤガヤ---。
 
 ハイライトは、何とハワイアンショーでした。このパーティでは初登場です。
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 楽団は、コルクルームの会計を長年担当されている会計事務所の方のグループで、40年来のお付き合いといいます。ちょっとお堅いお仕事をされている方々が、ハワイアン・バンドを結成されて、あちらこちらで公演されていることに驚きました。
 カイマナヒラなどの名曲の演奏があり、フラダンスも披露されて、ハワイに行ったような気分になりました。

 久しぶりの楽しい出会い、触れ合いの場をつくっていただいた皆様に感謝です。

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2017年8月 5日 (土)

モード・イン・フランス展 ⑶ 注目のアクセサリー雑貨

 今回のモード・イン・フランス展では、ジュエリーをはじめストールやバッグなど、ウェア以外のファッション雑貨ブランドが多数参加していました。

デルフィーヌ・シャルロット・パルマンティエ DELPHINE CHARLOTTE PARMENTIER
 今回初出展したハイエンドなコスチュームジュエリーのブランドです。シャネルやクロエなどのビッグメゾンやスワロフスキーとのコラボレーションデザインを手掛けていて、セレブに人気といいます。
 2018春夏のテーマは「魂の状態」だそう。人間の様々な性格や気分を表現するコレクションです。ブースでは、その独創的でエレガントなコスチュームジュエリーの世界が披露されました。
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Img_99331  とくに注目は、写真右のイヤリングです。ピアスのように見えてピアスではありません。耳にかけるだけです。耳に穴を開けなくてもいいのです。 耳が痛くなることもないので、ずっとつけていられます。
 私も試しにつけさせていただきました。大きいリングなのに非常に軽くてびっくり!しました。

アム・ドゥ・パリ A.M. DE PARIS
 初出展のストールやスカーフのブランドです。
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Img_99501   デザインはパリの中心、サンジェルマン・デ・プレのアトリエから発信し、素材は上質な天然素材のみを使用しているといいます。コットンはインド綿使いのものが多く、それにリネン、シルク、ベビーアルパガなどです。
 洗練されたシャーベットのような色調が春らしく、パリのエスプリを感じさせます。

ス・レ・パヴェ SOUS LES PAVES
 パリの職人による手作りのバッグを展開しているブランドです。
 コレクションに合わせて、ポプリンやコットンボイルのチュニックとワンピ―スも提案していました。前立てのスカラップブレードが彩りを添えています。
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 ブランドを象徴するのは、ブロンズ製のエンブレムです。Img_99371
 フランスの古い金型を現代風にアレンジしたもので、猫や象、鳥、昆虫、亀、エビなどのユニークなモチーフが人目を誘います。
 右は、カニのエンブレムです。さりげなく溶け込み合って、バッグを引き立てていますね。

スリーズ・エ・ルイ CERISE & LOUIS
 スリーズがデザイナーの名前で、ルイは工場オーナーの名前とか。二人が出会って誕生したのが、スリーズ・エ・ルイといいます。
 軽くて使い勝手のいい、カラフルなバッグを展開している人気ブランドです。
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Img_99441jpg  今シーズンの新作は、バッグの重ねです。レザーとナイロンや、レザーと布帛といった異素材を組み合わせたバッグで、それぞれがとりはずしの効くデザインになっています。

 楽しい遊び心満載のコレクションでした。

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2017年8月 4日 (金)

モード・イン・フランス展 ⑵ フランスらしいエレガンス

 2018春夏向けモード・イン・フランス展では、フランス婦人プレタポルテ連盟のパトリシア・ブラフマンさんのご協力により、初出展ブランドを中心に取材させていただきました。
 まずはレディスウェアを軸とするプレタポルテから、3社ご紹介します。いずれもフランスらしいシンプルなエレガンスに満ちたコレクションを見せています。

ローレンス・ブラ LAURENCE BRAS
 デザイナーのローレンス・ブラさんが、妹のアンヌさんとともに展開するブランドで、パリの有力プレタポルテ展「トラノイ」にも出展しています。
 今回初出展とのことですが、2年前にブランド名を現名称に変更しました。そこで改称後、本展示会は初参加ということになります。日本ではすでにお馴染みのブランドだったのですね。
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Img_99251  ブースでは、花模様プリントの薄地ワンピースやブラウス、レースや刺繍をほどこしたもの、手織りの生地を使ったものなどが提案されていました。インド製のコットン100%のものが中心です。アニマル柄も目立っていて、サファリ調のルックが来春夏のトレンドといいます。
 さりげない抜け感が魅力のコレクションで、最近よく聞かれるファッション用語の「エフォートレス・シック」にぴったりと思いました。

アンヌ・ウィリ ANNE WILL
 3年前まで本展に参加していたそうで、ニューヨークに新店舗をオープンし、今回改めて再出展したブランドです。
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Img_99291jpg  エレガントで女性らしい細長いシルエットが得意といいます。シンプルで繊細なデザインで幾通りもの着方を楽しめそうです。プリントはすべてオリジナルで、果物など新しいモチーフのものを用意。一見控えめて落ち着いたアイテムには、決して主張しすぎないクリエイターのこだわりをしっかりと感じることができます。
 適度な遊び心もあり、身に着ける女性を一番に考えたコレクションと思いました。

ル・プティ・ベニュール LE PETIT BAIGNEUR
 1992年創業のニット中心のブランドで、今回初出展しています。
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1  提案されたのは、フランス的な海辺の雰囲気を合言葉にデザインされたというアイテムの数々です。130型のうち80型はニット、30型はオリジナルのプリントを用いた布帛のウェア、20型はスカート、ショートパンツ、ジーンズなどだそう。
 
 フランスらしいシックなエスプリにあふれたカジュアルなコレクションです。
 
 写真はブランドのカタログから。

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2017年8月 3日 (木)

2018春夏モード・イン・フランス展 ⑴ フランス大使も来臨

 フランス国内に先駆けて、2018年春夏のコレクションを発表する第43回モード・イン・フランス展が、この7月26~28日に東京・渋谷で開催されました。3日間を終えて、参加企業は56社61ブランド、来場者数は昨年7月展並みの1,600名だったといいます。出展したレディースウェアのブランドは大部分が結果に満足で、新規顧客の獲得も好調だったとのこと。サンプル発注も多く、今後の正式発注に期待している様子といいます。

 初日のカクテルパーティには、ローラン・ピック駐日フランス大使もご来臨して挨拶されました。
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 同展を主催するフランス婦人プレタポルテ連盟のパトリシア・ブラフマンさんによる記者会見も行われました。そのポイントは三つです。
 一つは日本市場の重要性です。日本はフランス婦人服の輸出先として8番目に大きい国で、今後も成長が見込まれ、重要な地位を占めているといいます。
 二つ目は最近ニュースを騒がせているEPAの大枠合意について。2019年の関税撤廃はフランス企業にとって大きな朗報と評価しています。
 三つ目は「エスパス・ラベル」の新設。これはとくにクリエイティブでエッジの効いたブランドを集めたエリアだそう。次回1月展よりスタートするとのことで、期待されます。

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2017年8月 2日 (水)

「増田セバスチャン×クロード・モネ」のカワイイ小宇宙

 今、銀座ポーラ ミュージアム アネックスで、「増田セバスチャン×クロード・モネ ポイントリズムワールド―モネの小宇宙」展が行われています。

 ダークな空間に、煌めく装飾の森が出現します。これはカワイイの伝道師、増田セバスチャンさんが、印象派の画家クロード・モネの名作「睡蓮の池」をメルヘンチックに解釈した小宇宙。増田さんは箱根のポーラ美術館でこの作品に出会い、触発されたといいます。
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Img_99641  テーマの「ポイントリズムPoint-Rhythm」は点描画法からの造語だそう。
 点描のように散りばめられた装飾は、クリスマスデコレーションのようにカワイイ尽くしです。

 奥に入るにつれ、橋の上で光が浮遊します。花火かと思えば、蝶が舞っているようにも見えます。センサーが人の動きを感知しているのですね。ちょっとしたVR体験もできるようになっています。
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 ところでカワイイとは何? 増田セバスチャンさんによると、「わざと子どもっぽく幼稚に見せることではなく、現状に迎合しない、社会に対する声としての表現の一つ」とか。なるほどと思いました。
 ともあれこのカワイイ“インスタレーション”、明るいユーモアたっぷりです。誰もが楽しい気分になること間違いありません。

 開催は9月3日までです。無料ですし、気軽にカワイイの世界にしばし没入してみてはいかがでしょう。

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2017年8月 1日 (火)

「ジャコメッティ」展 没後半世紀を経た大回顧展

 20世紀を代表する彫刻家の一人、アルベルト・ジャコメッティ(1901-1966年)の没後半世紀を経た大回顧展「ジャコメッティ」展が今、9月4日まで、東京・六本木の国立新美術館で開催されています。

5 ジャコメッティといえば、極端に細長いゴツゴツした身体の人物像が印象的です。
 右のちらしに掲載されているのは名作「歩く人」です。人間の姿を究極まで突き詰めていくと、こういう表現になるということでしょうか。それにしてもここまで肉がこそげ落ちた人体は、ちょっと怖い感じです。

 昨年3月に閉館した鎌倉の近代美術館にもジャコメッティの作品が展示されていたことが思い出されます。日本の哲学者、矢内原伊作との交流も有名ですね。実存主義を象徴するアーティストとして共感するところも多く、昔から親近感をもってきました。

 本展は、マーグ財団美術館所蔵のコレクションが中心で、矢内原をモデルにした作品も出品されているといいます。また7月19日からスタートした後期展示では、作品12点が入れ替わったそうです。またジャコメッティ展の図録を含むグッズ3,000円以上(税込)お買い上げの方に、B3ポスター(非売品)をプレゼントする夏休みフェアも行われています。
 私もこの機会にぜひ見に行きたいと思っています。

 「ジャコメッティ」展の公式サイトhttp://www.nact.jp/exhibition_special/2017/giacometti2017/ を、ぜひチェックしてみてください。

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