パリ「モードシティ」 ⑴ クリエイティブとイノベーション
先般、パリのポルト・ド・ベルサイユ国際見本市会場で8日~10日、「アンテルフィリエール (INTERFILIERE)」と「モードシティ (MODE CITY)」が同時開催されました。このときパリを訪れていた私はこの最終日に、見に行ってきました。
両展は昨年同月、リヨンで開催されていましたが、パリに戻ってきて、来場者は18%増になったといいます。
なおアンテルフィリエールはインナー向けテキスタイルの展示会で、出展は280社、モードシティはランジェリーや水着の展示会で、400社が参加。モードシティには日本からランジェリーク、プルミエ(美人工房)、ワコールが出展。
両展を比較すると、華やかだったのはやはりモードシティの方です。私は実はモードシティはランジェリーが主と思っていたのです。が---、それよりもむしろカラフルな水着メーカーが多いように感じました。
2018春夏トレンドコーナーも水着が中心でした。キーワードは「クリエイティブ」と「イノベーション」。2018年春夏は、これまで以上にリッチで贅沢な感覚の新作がセレクトされていたように思います。
提案された4つのテーマとポイントをご紹介しましょう。
BE DESIGN ミニマルなディテール ・グラフィカルな効果を創るカラーコンビネーション
・左右対称とともに非対称のシェイプ
・ラインのコントラスト
・テクニックのミックス&マッチ
BE LUMINOUS 光沢とメタリック・ディテール ・クチュールからのインスピレーション
・メタリックの温かさ
・素材のコントラスト
・マット(艶消し)&シャイン(輝き)
・女性らしさを大胆に
BE ONE ユニークに組み合わせたディテール ・アバンギャルド
・クリエイティブ
・ユニーク
・マテリアルのコントラスト
・フィットしたシェイプ/エクレクティシズム(折衷主義)
BE CREATIVE アーティスティックなディテール ・3Dプリンティングからのインスピレーション
・ファブリックのミックス
・カーブする曲線的デザイン
・フィットしたレイヤリング
・プリーツ、カットアウト、意匠性のあるファブリック
| 固定リンク
「ファッション・アクセサリ」カテゴリの記事
- ピエール・カルダン氏逝去 ファッションの未来創った先駆者(2021.01.11)
- JAFICビジネスマッチング 企業とクリエーター商談会開催(2020.12.29)
- ファッションワールド東京 昔懐かしい「ガラ紡」に出会う(2020.12.17)
- 篠原ともえ サステナビリティが広げるクリエイションの可能性(2020.12.15)
- プラグイン10月展 バーチャルリアリティシステム初導入(2020.12.02)
コメント