イッセイミヤケ・ミラノ店 歴史的建造物に現代性吹き込む
ミラノで、この3月にオープンしたイッセイミヤケの旗艦店に行ってきました。ショップデザインを担当したのは吉岡徳仁氏です。この春開催された「スペクトル」展(このブログ2017年3月11日付け)など、このアーティスト/デザイナーの仕事に興味を持っていたこともありました。
お店はモンテ・ナポレオーネ通りを一歩奥に入ったバグッタ通りにある邸館です。
吉岡氏はこの重厚な歴史的建造物に現代性を吹き込んでいました。空中に浮遊する緑の円盤は「歴史と未来」をつなぐ象徴のようです。緑色は自然の緑地を表しているのでしょう。
洗練されたシンプルの極致ともいえる空間に、イッセイミヤケの代表的なブランド「プリーツプリーズ」やバッグの「バオバオ」シリーズ、香水などがすっきりとディスプレーされています。
階段上には、何とプリーツプリーズのキモノが展示されていました。
このブランドのテクノロジーと手仕事の融合を印象づける一品です。
2階にはメンズウェアなどが整然と置かれていて、その広さにもびっくり!
約500㎡あるといいます。
ちょっと禅寺の庭でも歩いているような雰囲気を感じながら巡りました。
古さと新しさが醸し出す、これまでにない視点の調和がそこに! 大人の街、ミラノにぴったり、と思ったことでした。
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