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2017年7月12日 (水)

第25回ミラノウニカ ⑴ 7月開催に大きな支持

 第25回ミラノウニカが予定を早めて7月11日~13日、フィエラミラノ・ローで開幕しました。この早期開催は、業界からは勇気ある決断と高い評価を受けている様子です。といのも出展者が増えたからです。日本と韓国のパビリオンやオリジンの企業を含めると601社が参加し、新規出展は77社。ミラノウニカ自体の出展社数も456社となり、前年9月比20%増となっています。とくにレディス分野は29%増で、メンズウェアとレディスウェアの出展企業の間のバランスがよくなったといいます。
Conferenza_inaugurale_21  
 初日のオープニング・セレモニーでは首脳陣がスピーチし、ミラノウニカ会長のエルコレ・ポッド・ポアーラ氏が、 「市場ニーズを先取りする見本市業界のパイオニアとしての歩みを大切に守りつつ、成長を続ける」と開会を宣言。「ファッション産業はイタリア独自の資産。その現場から伝統と技術革新に根差した新しいビジネスのアイディアが生まれている。そうしたアイディアは未来に伝えていくべきものであり、マーケティングやコミュニケーションのチャンネルを通じて一層の強化を図る」と語り、デジタル面での革新の重要性を強調。さらに「サスティナビリティの取り組みも推進する。但しコストはかかる」などと話しました。
 次にミラノ市長のジュゼッペ・サーラ氏が、「ミラノはファッション産業が盛んな世界都市。ミラノの観光とビジネスの発信に力を入れる」と挨拶。
 また経済発展省政務次官のイヴァン・スカルファロット氏は、数日前に大枠合意した日EU経済連携協定(EPA )に触れ、「日伊の貿易促進で、メイド・イン・イタリアの優れた製品の輸出に期待している。とくに繊維は重要な産業と位置付け、今後も支援していく」。
 さらにシステマ・モーダ・イタリア(SMI)会長のクラウディオ・マレンツィ氏が登壇。SMI研究センターが調査した統計資料を披露しました。
 それによると2017年1月~3月期の輸出高は8億3,000万ユーロで前年比3.5%増、輸入高は4億3,300万ユーロで1.2%減。 
 輸出の内訳はウールファブリックが浮上し3.1%増、コットンファブリックはトレンドの転換で6.8%増。またニットも4.8%増。逆にリネンとシルクは各々、9.7%減、6.9%減と落ち込んだとのこと。
 輸入についてはコットンとリネンが上向きで、コットンは1.7%増、リネンは18.4%増。逆にウールは6.4%減、ニット3.3%減。
 主なマーケットでは、中国への輸出が22.1%増と大幅に伸び、USAも6.2%増、日本4%増。ネガティブだったのがフランス5%減、ドイツ2.8%減、トルコ4.9%減。
 イタリアへの輸入では、最大の中国が0.8%減。一方、日本は15.4%増を記録したといいます。日本のクオリティが欧州で売れ行きを伸ばしていることを裏付ける数字ですね。

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