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2017年6月21日 (水)

MAISON & OBJET コンラン氏が語る岐阜の商品デザイン

 パリで開催されるMAISON & OBJET(メゾン・エ・オブジェ)は、1_2デザイン、インテリアデザイン&ライフスタイル業界を世界規模で結ぶ展示会です。 まさに「Be Inspired(インスピレーションの宝庫)」といっていいでしょう。
 その次回9月展に先立つイベント「MAISON & OBJET DAY in TOKYO」が、先日、東京・渋谷のクオーツギャラリーで開かれました。
 来日した主催者SAFIのCEOフィリップ・ブロカール氏の挨拶や、ゲストの乃村工藝社A.N.D.クリエイティブディレクターの小坂竜氏のトークに続き、出展社向けセミナー講師としてセバスチャン・コンラン氏が登壇しました。
Img_79661  同氏は「コンランショップ」の創始者であるコンラン卿のご子息で、商品デザイン開発会社セバスチャン・コンラン・アソシエイツの社長でもあります。ヤマギワとLEDデスクランプを開発したり、NTTドコモの携帯電話や日産と「プラスコンラン」モデルの自動車のデザインを手がけたり。デザインの様々な分野で活躍しています。 
 今年のメゾン・エ・オブジェ1月展では、岐阜県と連携し「セバスチャン・コンラン・ギフ・コレクション」を発表して、好評を博したといいます。2年前に岐阜県知事と出会い、岐阜の伝統産品を新しい目でつくり直すよう要請され、急速に話が進んだそうです。
 そのコレクションから県内企業10社との商品づくりを映像で紹介しました。「美濃和紙」や「木工」、「陶磁器」、「刃物」など、いずれも清流が育んだ素材や独特の技法を持つものばかり。それら職人技をいかに現代に活かし次世代に伝えていくか、レガシーとして残すことが重要と強調します。
 今後も国内外での展開が期待されます。 

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