MAISON & OBJET コンラン氏が語る岐阜の商品デザイン
パリで開催されるMAISON & OBJET(メゾン・エ・オブジェ)は、デザイン、インテリアデザイン&ライフスタイル業界を世界規模で結ぶ展示会です。
まさに「Be Inspired(インスピレーションの宝庫)」といっていいでしょう。
その次回9月展に先立つイベント「MAISON & OBJET DAY in TOKYO」が、先日、東京・渋谷のクオーツギャラリーで開かれました。
来日した主催者SAFIのCEOフィリップ・ブロカール氏の挨拶や、ゲストの乃村工藝社A.N.D.クリエイティブディレクターの小坂竜氏のトークに続き、出展社向けセミナー講師としてセバスチャン・コンラン氏が登壇しました。
同氏は「コンランショップ」の創始者であるコンラン卿のご子息で、商品デザイン開発会社セバスチャン・コンラン・アソシエイツの社長でもあります。ヤマギワとLEDデスクランプを開発したり、NTTドコモの携帯電話や日産と「プラスコンラン」モデルの自動車のデザインを手がけたり。デザインの様々な分野で活躍しています。
今年のメゾン・エ・オブジェ1月展では、岐阜県と連携し「セバスチャン・コンラン・ギフ・コレクション」を発表して、好評を博したといいます。2年前に岐阜県知事と出会い、岐阜の伝統産品を新しい目でつくり直すよう要請され、急速に話が進んだそうです。
そのコレクションから県内企業10社との商品づくりを映像で紹介しました。「美濃和紙」や「木工」、「陶磁器」、「刃物」など、いずれも清流が育んだ素材や独特の技法を持つものばかり。それら職人技をいかに現代に活かし次世代に伝えていくか、レガシーとして残すことが重要と強調します。
今後も国内外での展開が期待されます。
| 固定リンク
「住まい・インテリア」カテゴリの記事
- 「メゾン・エ・オブジェ」オンライン展ファイナルレポート(2020.10.02)
- オンライントーク「建築・デザインのこれから―Multiplication, CONNECT/DISCONNECT」(2020.09.12)
- 北欧家具イケアが初の都心型店舗「イケア原宿」オープン(2020.07.02)
- メゾン・エ・オブジェ9月展中止 代替にデジタルフェア開催(2020.06.18)
- 来期メゾン・エ・オブジェ デザイナー賞フランクリン・アジ(2020.05.31)
コメント