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2017年5月 1日 (月)

「ファッションとアート 麗しき東西交流展」オープニングで

 今、横浜美術館で「ファッションとアート 麗しき東西交流展」が開催されています。このオープニングセレモニー(4月14日)に招待され、内覧させていただきました。

 館長のお話によれば、このようなファッションに関する展覧会を開くのは初めてだそうです。とはいえ横浜は開港以来、西洋文化を受け入れ、日本文化を海外に送り出す玄関口でした。ですから相当力の入った取り組みをされたことがわかります。
Img_70241  本展の展示に協力されたのが、京都服飾研究財団(KCI)です。1990年代に行なわれた「モードのジャポニスム展」は、日本はもちろん世界を魅了しました。この成果などを踏まえ、同館の美術・工芸の視点を加えた展覧会の企画を思い立ったのが、2013年頃からだったといいます。
 KCI名誉キュレーターの深井晃子氏も開催を祝し、挨拶されました。

 展示構成は「東西文化の交差点YOKOHAMA」、「日本 洋装の受容と広がり」、「西洋ジャポニスムの流行」になっていて、19世紀後半から20世紀前半の女性ファッションを通して、和と洋の相互交流が生み出した新しい美の軌跡を展覧します。
61hrrh8xyrl_sx352_bo1204203200_  とくに実物の衣装がガラスケースなどに入っていなくて、直に見ることができるのがうれしいです。
 ちらしや図録の表紙に掲載されているターナーの「ドレス」(1870年代)は、綸子の着物地でつくられていて金糸の刺繍や型絞りの装飾が美しい。
 見返り美人風のドレスやポワレ、フォルチュニー、シャネル、ヴィオネなど、以前KCIの展覧会で見たことがあるのですが、再度見直して印象を新たにしました。
 一番の見どころという昭憲皇太后大礼服は、さすがに豪華で重厚でした。長さ3メートルものトレーンに見る菊花模様の繊細な日本刺繍には目が点になります。
 本展では、今ではもう不可能?と思われるような職人の技術がそこかしこに散りばめられていて、それらを探して見るのも興味深いのではないでしょうか。

 タイトルも「ファッションとアート」、それに「東西文化」の交流とあります。いずれも現代ファッションを考える基礎となるキーワードです。まさに時宜を得た展覧会と思いました。
 なお、開催は6月25日までです。

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