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2017年5月26日 (金)

JFW-IFF MAGIC ビームスの日本のモノ、コト再発見

 先般開催されたファッション見本市JFW-IFF MAGICのセミナーで、株式会社ビームス 執行役員 ビームス創造研究所(HALS)所長 シニアクリエイティブディレクターの南馬越一義氏のお話がありました。バイヤーの視点で全国に出かけて日本のモノ、コトを探し出し、“日本”を ブランディングするプロジェクトをディレクションされています。Img_72061jpg 「新しい価値の創造に挑む~日本の優れたコト、モノを再発見し、発信する~」をテーマに、その取り組みを対談形式で語りました。

 お話は、2012年にファミリー3世代へ向けた新業態「ビーミング ライフストア(B:MING LIFE STORE)」を立ち上げたときのことから始まりました。当時は“ゆるキャラ”ブームで、中でも人気ナンバーワンだったのが「くまモン」です。この「くまモン」とコラボレーションして、大物産展を開催。熊本の手工芸品メーカーと組んでつくった「くまモン」グッズは大当たりし、大いに盛り上がったそうです。
 その後、東北の復興支援で、山形県のけん玉、福島のシルクや会津木綿、岩手の裂き織などを手がけ、地方との仕事が多くなっていったといいます。そうしたローカルとの出会いが広がる中、ビームス創業40周年の昨年、三越伊勢丹とのプロジェクト「スタンド フォーティセブン(Stand 47)」がスタートします。年末に開いた大縁起物市も大ヒット。これは九州と東北の縁起物と国内外のアーティストとのコラボ企画で、双六とかご祝儀袋など様々な雑貨からファッションでは長崎のパーカもよく売れたとか。
 セレクションの切り口は、何といっても「おもしろい」ことだそう。おもしろくて楽しいものをつくりたい、それが大前提といいます。伝統工芸だからといって必ずしもメイドイン・ジャパンにこだわらないし、また若い世代で頑張っている人たちと組むことも大事なポイントだそう。
 さらに目利き力は歩くことでついてくるとも。その地域とのつながりが地方を活性化することにも意義を感じるといいます。

 この春は、JTB国内旅行企画との協働プロジェクト「JTBeams」も創設しています。リリースによれば、モノ・コト・ヒトをキーワードにニッポンを楽しむコミュニティを創出し、地域活性につなげていくとのことです。自分も含めて、日本人なのに案外日本のことを知りません。ここにはきっと驚きの発見がありそうです。今後の展開を期待します。

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