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2017年5月11日 (木)

2018春夏T・N JAPAN東京展 「それぞれの一押し総覧」

 4月26-27日、東京テピアで開催された「T・N JAPAN東京展」も、この2018春夏シーズンで、早くも20回目を迎えるそうです。そこで今季は特別なテーマを設けず、「それぞれの一押し総覧」として、各社得意の素材を打ち出し、バイヤーの目を集めていました。
 出展したのは9社4団体です。とくに気になった素材をご紹介します。

○福田織物
 超繊細な細番手糸使いの半透明コットンは、洗練された高級感にあふれています。とくに塩縮加工や空羽、カットボイル、ピンタックやプリーツなど、凹凸のある表面感のあるものは、ほんとうに美しくてエレガントです。感動させられました。
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120番手ローンに塩縮加工で蜘蛛の巣柄  綿ボイル格子空羽

○古橋織布
1_2  同社定番のふんわりとした感触の綿ローンのドレスを展示していました。
 これはファッションデザイナーのカミシマチナミが手がけるティスリーのブランド「ヨリオリ」(このブログ2017.3.23付け参照)のコレクションです。
 肌触りがしなやかで気持ち良い素材です。

 この他、無地のパリッとしたペーパータッチの高密度コットンや馬布など、シャツ地やアウターにいずれも人気の様子です。

○澤井織物工場 (八王子織物工業組合)
  グーグルATAPプロジェクト(このブログ2017.4.26付け参照)で、導電性繊維を開発した機屋さんです。伝統の組み紐の技術を応用して、銅線にポリエステル繊維を巻き、電導性のある糸をつくったといいます。何と、本業は医療の手術用縫合糸のメーカーだそうです。
 綿や麻、合繊などジャカードやドビーによる差別化素材を多数提案していました。
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  写真は、軽やかでさわやかな印象のリネン混ジャカード織物です。

○匠の夢
 ミニマム25mを最短2週間でつくるというクイック対応をアピールしています。しかもつくられるテキスタイルはいずれも独創的で、目が引き付けられます。
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和紙プリントのもの            シルエットがユニークなジャカード  

〇遠州ネット (浜松コットンネットワーク)
 綿の強撚糸カラミや麻カラミの透け感を表現。さらっとしたタッチで、見た目はオックスフォードそっくり。カラミ織には見えません。そんなシャツ地を開発しています。
Img_72521Img_72561_2  

○遠孫織布 (播州の機屋)
 ジャカードが人気を集める中、とくに立体感あふれる大胆な図柄が好評といいます。
 緯糸をカットしてフリンジに見立てたカットジャガードなど、実験的な素材提案が見られるのも同社の魅力です。
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○クレッシェンド・ヨネザワ

Img_72431  シルクを中心に最高の技術によるジャカード織ストールを展開。
 オーガンザに浮かんでいるのはミモザの花でしょうか。そんな美しいカットジャカードです。

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