「FECJ賞」ミケーレ、落合宏理、高田賢三、森星が受賞
日本ファッション・エディターズ・クラブ(FECJ)が、先月末の3月29日、有楽町の外国人記者クラブで行なった第55回「FECJ賞」の贈賞式に出席しました。これはこの一年もっとも活躍したファッション業界人に贈られる賞です。
冒頭、田居克人 代表理事が、「FECJ賞は1956年にスタートし、これまで川久保玲や山本耀司、三宅一生といった錚々たるデザイナーを表彰してきた。ところがここ数年、ファッションメディアを取り巻く環境が大きく変化し、実施することができなくなっていた。今年、久しぶりに贈賞式を開催することができたのは、フランチャコルタ協会や楽天、バカラパシフィックの協賛、また関係各社の協力のおかげ」と挨拶しました。
この後、式典が始まりました。
FECJ賞各賞の受賞者は次の通りです。
まずインターナショナルデザイナー・オブ・ザ・イヤー賞は、グッチのクリエイティブ・ディレクター、アレッサンドロ・ミケーレが受賞。ただし登壇したのは中村浩章ケリング ジャパン グッチ ディビジョン社長兼CEOで、ミケーレのメッセージは映像で伝えられました。
次にデザイナー・オブ・ザ・イヤー賞です。受賞したのは「ファセッタズム(FACETASM)」の落合宏理デザイナーで、「新しい景色を見るために、今の気持ちを忘れず、たくさんの人を巻き込んで進んでいきたい」と語っていました。
またモデルオブ・ザ・イヤー賞とセレブリティ・オブ・ザ・イヤー賞は、モデルの森星(ひかる)さんがダブル受賞しました。「姉(森泉)が10年前にこの賞を受賞したのを、会場にいて見ていました。その賞を私もいただけるとは」と、ほんとうに嬉しそうでした。
さらに特別賞に高田賢三デザイナーが選ばれました。3回目の受賞になるそうで、「身が引き締まる思い」とコメントしました。また「日本をあまりよく知らないので、帰国する機会を増やして、日本をディスカバーしたい」とも。さらに日本の若い人へのアドバイスを、と問われて、「もっと海外に出て、五感で感じとったことを栄養に、思いっきり冒険して、インターナショナルに活躍して欲しい」と、エールを送りました。
それぞれに喜びいっぱいの華やかなセレモニーで、記憶に残る会でした。
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