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2017年3月 5日 (日)

2018春夏PV ⒃ メゾン・デクセプションに2社初出展

 今年もプルミエール・ヴィジョン(PV)パリにメゾン・デクセプションがオープンしました。ここは招待された来場者のみがアクセスできるエリアで、希少なノウハウを持つアトリエや企業が世界各地から集まっています。
 第7回目の開催となる今回は、皮革見本市であるPVレザーの会場内に設営され、会場の最奥部のため、見つかりにくさから来場者の減少が危ぶまれていました。しかしどうしてどうして、大盛況の賑わいぶりでした。それというのも、これまでとは異なる分野のバイヤー、たとえば雑貨やアクセサリー関係者が多数訪れたのだそうです。この移転は出展者にとって、思いがけない好結果をもたらした様子でした。
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 参加工房は27社、その内日本は9社で、2社が初出展でした。

 その一つが、セミアリッチ(Cemia Rich)です。瀬美庵(せびあん cevianori)織という和紙の手織り織物を披露しました。
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Img_48181  写真は代表の浅井祐治氏です。京都府北部の絹織物の町、綾部市で、この方の祖父が開発されたものだそうです。横糸に手漉きの黒谷和紙を織り込んでいます。川のせせらぎの美を映し出す織物なので、瀬美庵織と名付けたとか。日本古来の紙布の技法を取り入れた新しい和紙織物で、耐久性に優れ、 水に濡れても丈夫で破れにくいといいます。和紙と糸のコントラストが美しく、微妙な光沢もあります。のれんやタピスリー、またバッグなどもつくって紹介していました。

 もう一社は、スクモレザー(SUKUMO Leather)です。
 徳島県の阿波藍を使い、京都で天然灰汁建本藍染された、世界的に稀有な天然本藍染革を紹介し、高評価されました。ここまで来るのに8年かかったといいます。
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Img_48451  伝統染色技法の「ローケツ染め」や「絞り染め」による吹雪染めなど、デザインブルーはPV初日のデイリーニュースでも取り上げられ、人気を呼んでいました。革紐やバッグなど、とくにシューズは好評で12万円だそうです。

 格段の美しさ持つジャパンブルー、ファブリックでもレザーでも、今シーズンの注目素材になっています。さらなる海外発信が期待されますね。

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