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2017年2月11日 (土)

パリ装飾芸術美術館で「バウハウスの精神」展

 「バウハウスBauhaus」はドイツ語で「建築の家」という意味ですが、1919年にドイツ人建築家のヴァルター・グロピウスがワイマールに創設した総合芸術学校でもあります。建築から絵画、彫刻、デザインなどの分野で人材を輩出し、20世紀モダニズムをリードしたことで有名です。
Img_45951  
Espritbauhausnewaubalcon  そのジオメトリカルな造形は1920年代に“アールデコ”として花開き、モードもこれに呼応するように、シンプルで直線的なシルエットへ変化していきます。
 このブログで昨日、パリの装飾芸術美術館で行われていたモード展のことを書きましたが、同館で併催されていたのが「バウハウスの精神 L’Esprit de Bauhaus」と題した企画展でした。ファッションの世界では今、このエスプリが浮上しているところです。これは見ておく必要があると思い、門をくぐってきました。

 最初はバウハウスの成り立ちで、当時は陶芸や木工、テキスタイルなど様々なアトリエがあり、当然のことですが職人の手仕事が重要視されていたようです。日本の民藝運動にも触発されたといいます。 
 その後パウル・クレーやカンディンスキーらも教鞭をとるなど、芸術と技術を融合させた機能的な製品を次々に生み出していきます。

 その知られざる内幕を垣間見た後、次に目に飛び込んできたのがポスト・バウハウスの展示です。 バウハウスは1933年に消滅しますが、その精神は根強く継承され、様々なプロダクツとなって表れているのです。
Img_45861jpg モードでは、何と日本人デザイナーの作品がディスプレーされていました。

 左はジュンヤ・ワタナベのコレクションです。

Img_45881jpg

 右はイッセイ・ミヤケのリアリティ・ラボのブランド、「132 5. ISSEY MIYAKE」です。

 現代アートやデザイン、そしてファッションに、現在も計り知れない影響を与え続けている「バウハウス」。今後のトレンドの一つとして注視したい流れになってくるでしょう。
 なお本展は今月26日までの開催で、もはや終盤です。お早めにどうぞですが、パリは遠いですね。

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