2018春夏PVパリ ⑵ モーヴカラーが前面に
2018春夏に向けて、プルミエール・ヴィジョン(PV)パリが前面に押し出したカラーはモーヴ(mauve)でした。
モーヴは薄い灰色がかった紫色で、マゼンタよりも少し青みがかっています。この色が壁やフロア、バッジのホールダーなど、随所を彩る主調色となっていました。
前年の春夏はピンクや官能的な赤が目に付きましたが、それに比べますと、ずっとクールでエレガントな感覚です。このモーヴから派生した清々しいブルー系や爽やかなグリーン系も目立っています。水彩画のような色調やフィルターをかけたようなトーンですが、色彩は豊かでシンプル、全体に明るい楽しいイメージが拡がっています。
すっかりリフレッシュされた印象の来シーズン、PVパリが提案しているカラーレンジは次の3つです。
写真上の左は光にあふれる、はじけるような明るいカラー、中央はカラーフィルターをかけたようなテクニカルなカラー、右は少し謎めいた濃色です。
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