« モード・イン・フランス展 早くも2017/18秋冬もの発表 | トップページ | メゾン・エ・オブジェ1月展は「サイレンス」をテーマに  »

2017年1月17日 (火)

ポニークリーニング松戸工場見学会に参加して

 クリーニング店といえばごく身近にあって、衣服を新品のように仕上げてくれる有り難い存在です。映画やテレビなどでもこの仕事をしている人物がよく登場します。クリーニングとは何なのか、何となくわかってはいるのですが---、しかし大量の洗濯物を扱うクリーニング工場の内部を見ることは、なかなかないのではないでしょうか。

 先日、母校の同窓会で、このクリーニング工場を見学する機会があり、参加しました。見学先はポニークリーニング松戸工場です。この工場は一般の見学は受け入れていません。今回は特別な計らいがあって実現したといいます。
 最寄り駅の東松戸駅に集合し、工場の車で迎えていただいて工場に到着しました。前半は講義で、後半は見学・実習というプログラムです。
 まず小林隆之生産部次長から、この松戸工場が穂高(株)傘下の大型工場で、千葉県と中央区を中心に1日平均約15,000点を取扱い、その半分はワイシャツであることを伺いました。次に洗浄について、水と石油などの溶剤を比較する実験を行い、クリーニングのメリットを解説、さらにウエットクリーニングなど新JIS表示への取組みについても語って頂きました。
 この後松岡永髙社長から、同社が25年前から直営店方式へ切替え、現在95%が直営店で、厳しい現状を乗り越え成長しているとのお話しもありました。

Img_33401jpg  後半は工場長のご案内で工場見学です。まず品物の選別作業を見せていただき、大型洗濯機が並ぶ水洗い現場を視察しました。60℃で規定枚数を守って運転している様子や、業界唯一の技術という天然ヒノキの香りも体感しました。

 次にドライクリーニングで、蒸留装置により再液化するほぼ100%リサイクル可能なパーク機を見聞しました。気化溶剤を回収する設備も整えているという最先端の機械です。ヘドロも見せていただき、これは廃棄物業者に依頼し適切に処理しているといいます。

Img_33441  またプロの染み抜きの技も体験学習。染みの原因をつきとめ、それに合わせた染み抜き剤が入った強力スプレーで除去していきます。
 この担当者は専任のベテランでした。

 ワイシャツ仕上げもプレス機で実習しました。Img_33501jpg プレス機には襟とカフス用、袖用、見頃用の3種類があり、洗い上がったシャツの各部位を伸ばして留め、ボタンを押せば自動的にピシッと仕上がった形で出てきます。そのスピードにも驚かされました。
Img_33611_2
Img_33671  さらにリフォーム室にも案内していただきました。クリーニングとリフォーム(お直し)のセットは利用者にうれしいサービスです。またこれにより、クリーニングする側からアパレルにものが言えます。ここもなくてはならない部門と思いました。

 従業員は約300名で、その内9割は女性だそうです。託児所も完備するなど、女性が働きやすい環境づくりに力を入れていることもわかりました。

 参加者の一人から「大手の大型工場ですので、もっと機械的かと思っていたのですが、想像以上に丁寧な仕上げや手仕事が多く、最後はやはり人力が大事なのですね」という感想があり、私も同感です。
 
 希少な見学会に参加して、工場見学をすることは重要なフィールドワークと改めて気づきました。

|

« モード・イン・フランス展 早くも2017/18秋冬もの発表 | トップページ | メゾン・エ・オブジェ1月展は「サイレンス」をテーマに  »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/588192/64776509

この記事へのトラックバック一覧です: ポニークリーニング松戸工場見学会に参加して:

« モード・イン・フランス展 早くも2017/18秋冬もの発表 | トップページ | メゾン・エ・オブジェ1月展は「サイレンス」をテーマに  »