モード・イン・フランス展 早くも2017/18秋冬もの発表
早くも2017/18秋冬コレクションを発表する第42回「モード・イン・フランス展」 (フランス婦人プレタポルテ連盟主催)が、この11日~13日、新会場のベルサーレ渋谷ファーストで開催されました。
今回は昨年6月に新しく就任した連盟会長のピエール=フランソワ・ル・ルエ氏の来日会見も行われました。
同氏は「加盟企業の連携を図り、デジタル化を推進。資金援助やファッション教育、啓蒙活動に取組み、新しい風を巻き起こしていきたい」と挨拶しました。
出展したのはウェアやアクセサリー、雑貨など70ブランドです。日本を重要視する企業が多く、出展申し込みを断ったケースも多々あったそうで、来年は90~100ブランドが参加できるように規模の拡大を検討しているとのことです。
なおリリースによると来場者は1,020(2016年1月比+3.1%)社、1,521(2016年1月比+3.1%)人に上り、活況だったといいます。
注目ブランドをいくつかご紹介します。
○ピガニオル PIGANIOL
1884年創業の傘のブランドで、今回初出展。2009年にEPV(無形文化財企業)に認定されたという伝統のメゾンとか。
美しい大胆な植物柄や、透明で軽い(600g)アニマル柄のプリントなど、ファッション感覚あふれる洗練された傘を提案しています。
○ロレール LAULEHERE
フランス南西部バスク地方で生産される、もっとも古いベレー帽のブランドで、今回で2回目の出展です。フランスのEPV(無形文化財企業)にも認定されています。レザーを使用したり、刺繍やスパングル、飾り紐を採り入れたり、常に新発想で伝統に新しい価値を創造しようとしているブランドのようです。
○カトリーヌ・アンドレCATHERINE ANDRE 日本ではお馴染みのブランドで、今シーズンのテーマは、アジア遊牧民のイメ―ジ「自由、陽気、個性的!」。
タペストリー調ジャカードやプリント柄など、カラフルなニットのコレクションを見せています。
○セシル・ジャンヌ Cecile Jeanne
初出展ですが、創業25年目といいます。ジュエリーを手がけていましたが、数年前からバッグもローンチ。植物なめし革と天然オイルによる高級レザーを使用したハンドメイドのバッグで、レトロな雰囲気が人気の秘密とか。日本のガマ口にそっくりで、使いやすそうです。
○フィリップ・フェランディス PHILIPPE FERRANDIS
洗練された高級コスチュームジュエリーのブランドで、2011年にEPV(無形文化財企業)に認定されたといいます。得意先はオートクチュールとか。
クリスタルやボヘミアングラスなどを用いたイマジネーションの豊かさはさすがです。今季はとくにカメリアや昆虫のモチーフに注目だそう。
○リュナティスム Lunatism
創業20年のニットのブランドで、今回で2回目の出展。縫い目がない立体編成による、希少なノーハウでつくられたニットウェアを見せてくれました。
色展開は8色あるそうです。編み地を安定化させてから出荷しているので、洗濯機で洗えることも特徴といいます。
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