メゾン・エ・オブジェ1月展は「サイレンス」をテーマに
インテリアと雑貨の総合見本市「メゾン・エ・オブジェ(MAISON ET OBJECT) 1月展」が、今月20~24日に開かれます。
昨年の12月半ば、見本市を主催するSAFI幹部が来日し、バイヤーや出展者を対象に、プレビューとなるセミナー「MAISON & OBJET DAY in TOKYO」が、東京・渋谷で初めて行われました。
二部構成で、第一部では、SAFIディレクター、フレデリック・ブジァール氏が「メゾン・エ・オブジェ1月展」の概要を紹介しました。
本展はパリ・ノール見本市会場で開催される、総面積130,000㎡の大規模な見本市です。出展企業は3,200社、来場者は約80,000人が見込まれるそうです。とくに今回導入したデジタル・プラットフォーム「MAISON & OBJET and MORE (略してMOM)」について説明があり、出展者と来場者へのサービス強化をアピールしていました。
1月展のインスピレーションテーマも発表されました。
今シーズンは「サイレンス(静寂)」です。つまり静かな騒音の無い、無言の状態です。(右はそのヴィジュアルです。)
情報が極度に氾濫する現代だからこそ、落ち着きを取り戻し、純粋さやシンプルさにスポットを当ててみよう、ということのようです。キーワードとして「本質の追求」、「抽象性」、「透明感」、「線状の構造」、「白/黒」などが提案されていました。
最近、「マインドフルネス」を体験する人が増えています。これも内面の安らぎを回復しようという心の現れでしょう。日本の「禅」の精神や「侘び寂び」に通じる流れで、今後のファッショントレンドにも影響を与えそうです。
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