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2016年12月13日 (火)

ファッション~社会潮流からディレクション、品揃えまで~

 先般開催された「第7回ファッション ワールド 東京 秋」で、栗野 宏文 氏による特別講演会が行われました。栗野氏といえば「ユナイテッドアローズ(UA)」を日本最大のセレクトショップに成長させ、現在も顧問として活躍されている業界を代表するクリエイティブディレクターです。「ファッションが必要とされるとき~社会潮流からディレクション、そして品揃えまで~」と題して、社会潮流から浮上する問題点とその展望が語られました。
 いくつものキーワードやキーフレーズが挙げられ、それらをどのようにディレクションに落とし込むか、ここではその一端をご紹介します。

 前半は服が売れにくい現状を、様々な角度から分析。
 ・服を多く持たない時代になったこと。生活者は買い物に熟考し、コスパを意識。中古売買やレンタルシェアも当たり前になってきた。
 ・最大公約数的価値から脱却し、少数派志向の時代に入ったこと。「個」の面白さや楽しさが求められている。だから真の意味で「独自性」のあるブランドしか生き残れない。カスタムメイドが伸びているのも、人と違うものへの欲求から。
 ・ファッションは~レス化。ジェンダーレス、シーズンレス、エイジレス、ジェンダーレス、タイムレスなど、新しい価値への転換が必要。
 ・ファッション≠洋服。ファッションは服よりも「食と美(美容)」へ向かっていることなど。

 Img_31311jpg後半はUAの方向性やあり方について言及。そのポイントは次のようです。
 ・客の気持ちに寄り添うこと。
 ・少数派思考であり続ける。
 ・個の創造性と革新性の追求。
 ・ファッション=カルチャーなど。

 様々な具体的事例を挙げての解説はさすが重鎮です。私もすっかり引き込まれました。「ユナイテッドアローズ」の今後に目が離せません。

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