2017/18秋冬T・N JAPAN東京展「麻で冬を織る」テーマに
先月17~18日、2017/18秋冬のテキスタイルを発表するT・N JAPAN(テキスタイルネットワーク ジャパン)東京展が、渋谷の文化ファッションインキュベーションで開催されました。出展したのは、全国の産地から集まった14の企業・団体です。
テーマは「麻で冬を織る」で、麻を使用して開発した新しい触感の冬物が目を惹いていました。来場者の入りはよく、前回の1割増しとのことで、活気のある商談風景でした。
○古橋織布
人気は、綿100%オックスフォードで、不規則な縦目のシワ加工を施した上で、起毛仕上げしたしっかりした風合いのもの。
起毛はカシミアタッチの仕上げで気持ちのいい風合いです。
裏表、両面使える利点もあります。
○福田織物
定番の畝ストライプとは異なる幾何学的なデザインのコーデュロイ、「BECCO(ベコ)」が好評だそう。(左下)
また凹凸感のある繊細な多重織(右下)も人気とのこと。
○播州の機屋(播州織工業組合)
意匠糸や織組織により表面変化を加えたオリジナル先染め生地が楽しい!
・遠孫織布
アレンジワインダー使いで開発した多色のパッチワーク(右)。
綿/ナイロンのラメ入りカットジャカード(左下)。
表リネンで裏は綿になるように織られたキルティング風ジャカード。中綿はポリエステル生地をサンドイッチ(右下)。
○匠の夢
いつもデザイン性の高い織物に注目しています。
アパレル同様、インテリアにも向くジャカード織物(右)が出ていました。
また今シーズンの新作として、綿/レーヨンの解し織コレクション(下)も。かすり織のような雰囲気です。
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