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2016年12月23日 (金)

ジャパン・ベストニット ・セレクション2016 ⑴ カットソー

 第9回「ジャパン・ベストニット・セレクション(略してJBKS)2016」が、この6~7日、東京国際フォーラムで開催されました。
 国内ニットの製造業を取り巻く環境は、安価な輸入品に席巻され、大変厳しい状況になっているといいます。ニット製品の輸入浸透率は数量ベースで昨年度97%超(セーター外衣では99%超)という数字が出ているのです。
 今回出展した企業は66社・団体で、独自の製品や生地を提案、いずれも存続をかけて本展に臨んでいるといいます。来場者も3,707人と発表され、国産回帰に向けて、バイヤーもその技術力や感性に着目、随所で活発な商談風景が見られました。

<カットソー>
○ピーコンポ Pee-Compo
 東京都墨田区が本拠のミセス向けカットソー・ニットの婦人服メーカーで、このブログ(2016.1.9参照)でも何度も取り上げています。
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Img_28481jpg  今回は果物などから抽出した天然染料による草木染を大きく打ち出し、味わい深いピンクなど、全体が優しいパステルカラーに包まれていたのが印象的です。

 また毎回おなじみのスイスコットンや伸縮性の高いビヨン・コットン、ベビーアルパカなどのウェアも展示、着心地のよい素材へのこだわりにも驚かされます。

○吉田染工
 本拠は、ニットの総合産地、和歌山産地の貴志川町です。多種多彩なワインダーを揃え、全自動でチーズ染色を行っているといいます。
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Img_28141  今季はザクロと媒染剤を活用した草木染とメランジ染を発表。メランジ染というと、トップ染色が多いのですが、これはチーズ染色で行うというものです。ウールでの量産体制が確立したところだそうで、現在、麻を試験中といいます。
 ブースでは和紙やラメ糸使いなど、ファンシーなニットを多数見せていました。

○カネマサ莫大小
 和歌山市のニット生地メーカーで、パリのプルミエールヴィジョンにも出展している有力企業です。
 多様な素材が出品される中、とくに目に付いたのが下記の2点です。
 左下は、裏毛ボーダーニット。裏毛の中糸を交互に出し入れすることにより微妙なムラのあるボーダーに仕上げたもの。
 右下は、花柄先染めジャカードで、65番手スイスコットンプラチナ梨地。
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コメント

弊社の展示を取り上げてくださりありがとうございました。
今後も印象に残るようなカットソーをご案内できるよう商品開発を進めてまいります。

投稿: ピーコンポ | 2017年1月18日 (水) 15時30分

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