« AFWT 2017春夏 ディスカバード クールなパンクロック | トップページ | AFWT 2017春夏 ヒロコ コシノ 「“あたりまえ”への挑戦」 »

2016年11月 1日 (火)

「拝啓 ルノワール先生― 梅原龍三郎に息づく師の教え」展

 ルノワールといえば日本で絶大な人気を誇る画家です。でもこのルノワールの画業のすばらしさを日本人に初めて印象付けたのは、あの洋画家の梅原龍三郎だったのです。

201610221202149bc  この夏、国立新美術館でルノワール回顧展があり、その記憶も新しいところに、またルノワールに関する展覧会が開かれています。それが、東京・丸の内の三菱一号館美術館で開催中の「拝啓 ルノワール先生― 梅原龍三郎に息づく師の教え」展です。
 先日、内覧会があり、梅原龍三郎とルノワールの出会いのエピソードなどを伺いました。出会ったのは、梅原21歳のときで、ルノワールは68歳、すでにリウマチを患い、杖をついていたとか。
 梅原は5年後に帰国し、「ルノアルの追憶」(1944年)を出版しています。師への思い入れの強さがわかる気がします。

 展示作品は全80点です。中でも私がもっとも興味深いと思った作品はルノワールの「パリスの審判」です。これを90歳になった梅原龍三郎が模写しています。
Img_17501_2
 上はルノワールの作品です。

Img_17531_2  右は梅原龍三郎による「パリスの審判」です。

 梅原はルノワールの弟子とみられることに時として不自由さを感じていたといいます。マティスやルオー、ピカソといった有力画家たちとの親交もあったのですから、きっとそうだったのでしょうね。

Img_17351  とはいえ右の「真珠の首飾り」や、桜島とか浅間山など火山を描いた作品など、やはりどこかルノワールを想起させます。
 ルノワールは明るい幸せな場面しか描かなかったそうですが、梅原龍三郎の絵画も前向きです。その太い筆致や鮮明な色彩は、独特なインパクトで忘れられません。

 本展は梅原龍三郎が昭和の洋画壇の重鎮となった、その原点をたどる展覧会。開催は来年1月19日までです。 
 なお撮影についてはすべて主催者から特別な許可をいただきました。

|

« AFWT 2017春夏 ディスカバード クールなパンクロック | トップページ | AFWT 2017春夏 ヒロコ コシノ 「“あたりまえ”への挑戦」 »

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/588192/64433223

この記事へのトラックバック一覧です: 「拝啓 ルノワール先生― 梅原龍三郎に息づく師の教え」展:

« AFWT 2017春夏 ディスカバード クールなパンクロック | トップページ | AFWT 2017春夏 ヒロコ コシノ 「“あたりまえ”への挑戦」 »