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2016年11月16日 (水)

「禅―心をかたちに―」展 チームラボ新作「円相 無限相」

 東京国立博物館平成館で開催されている特別展「禅―心をかたちに―」の後期展示が8日から始まり、これに合わせてチームラボの新作発表「円相 無限相」が行われました。今月下旬にシンガポールで公開予定の新作で、先行公開されることになったものです。

 この内覧会に招待され、行ってきました。
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 同館学芸研究部列品管理課長の救仁郷秀明氏による展示概要や臨済宗龍雲寺住職の細川晋輔氏のご挨拶の後、チームラボ代表の猪子寿之氏が作品を前に語られました。
Img_24701 「書は紙ができる以前は石に彫られていた。だから立体で再構築しようと、空間に円を描きました。空中に描かれた円は延々と描かれ続け、二度と同じ形はありません」と。円は表側がいつのまにか裏側になり、永遠に連続し、メビウスの輪のように見えます。決してスタート地点に戻ることはないのです。円相は禅の悟りの境地であるといいます。その無限大や宇宙、真実-----の奥義を表すCG表現は、なかなか圧巻です。

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Img_24831  本展では入口に有名な白隠禅師の最晩年の作と伝えられる達磨像がかかっています。
 その先に、水墨画の巨匠、雪舟の「慧可断臂図」があります。いずれもかなり大きくて、私はその大きさにも圧倒されました。

 白隠コーナーには、白隠による慧可断臂図もあり、達磨大師が円相の中に描かれていて、より高い精神性を感じさせます。
 同じ画題なのに表現が違うので、比較して見るのもおもしろいですね。

Img_25501_3  伊藤若冲の晩年の作「鷲図」と「旭日雄鶏図」も出品されています。

 若冲も30代半ばから禅に帰依し、剃髪して肉食妻帯を避けたのだそうです。

Img_25321  後期展示には、禅寺各派の所蔵品や、織田信長や豊臣秀吉といった戦国武将の肖像画など、禅に関わる名作がたくさん揃っています。
 右は江戸時代の羅漢像です。

 何しろ臨済宗の開祖、臨済義玄禅師の死後1150年と、日本の臨済宗中興の祖、白隠慧鶴禅師の死後250年を記念する、50年に一度の展覧会ですからね。一見の価値ありと思います。
 開催は27日まで。

 (なお撮影は美術館より特別に許可をいただきました。)

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