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2016年11月17日 (木)

「ダリ展」 シュルレアリスムの奇才

1e0b57  今、東京の国立新美術館で「ダリ展」が開催されています。シュルレアリスムの奇才、サルバトール・ダリはファッション界とも関係が深い芸術家です。3年前にパリでその回顧展が行われましたが、混み過ぎでチケットが買えませんでした。それを思い出し、今回は何としても見たいと思って行ってきました。平日の午後で、待ち時間はありませんでしたが、中はNHKの日曜美術館で取り上げられたこともあったのか、かなり混んでいました。

 見どころはやはりダリが1929年にシュルレアリスムに目覚めた時代以降の作品です。「シュルレアリスムの時代」と題した展示コーナーでは、「子ども、女への壮大な記念碑」(1929)、「姿の見えない眠る人、馬、獅子」(1930)が興味深い。一つの形が2つにも3つにも見えます。「謎めいた要素のある風景」はダリが傾倒していたという17世紀のフェルメールの絵画に着想を得たといいます。奇妙な謎めいた絵です。

 「引き出しのあるミロのヴィーナス」(1936)もありました。白塗りのブロンズ像で白テンの毛皮の房をついています。これは1930年代のパリモードをけん引したエルザ・スキャパレリがたくさんのポケットを引き出しのようにデザインした「デスクスーツ」の基になったものです。
 スキャパレリはダリと契約し、そのモチーフを様々なクリエーションに生かしています。ダリの「ロブスター電話」にインパイアされた「ロブスター・ドレス」という作品はあまりにも有名です。
 またダリが理想とした女性、ハリウッド女優のメイ・ウエストの体型から、「ショッキング」と名付けた香水瓶もつくっています。後にジャン・ポール=ゴルチエもこのボトルを模倣しているのですね。

 最後に「メイ・ウエストの部屋」があり、ここだけ撮影が可能でした。
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Img_25091  唇型のソファもシュールですが、前に立って見ると、部屋全体がメイ・ウエストの顔のように見える不思議な体験をしました。

 ファッションやインテリアデザインともつながりの深いダリです。それだからでしょうか。若い人の姿が目立ちました。さすがの人気アーティストと思います。

 なお会期は12月12日までです。

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