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2016年10月24日 (月)

「鈴木其一 江戸琳派の旗手」展 モダンで粋な異色の琳派

 昨年来、誕生から400年を迎えたという琳派の作品が目につきます。その斬新で大胆な構図が現代的で好ましく思われます。
Img_20611  中でも最近サントリー美術館で見た鈴木其一もその一人です。
 江戸琳派の祖、酒井抱一に師事し、抱一の没後、動きのある構成や明快な色彩で、伝統に挑戦する独創的な画風を生み出し、異色の絵師ともいわれているのですね。

388611jpg  ポスターやちらしなどに使われている「朝顔図屏風」も、乱舞する朝顔や、鮮烈な花のブルー、葉のグリーンが何とも強烈で、挑戦的。
 これは12年ぶりに米国のメトロポリタン美術館からやってきた大作で、本展の目玉となっているものです。

 「夏秋渓流図屏風」も異端な感覚で、現代のデザイン画を予告していると思いました。渓流や樹木、苔、岩などが極彩色で緻密に描かれていて、シュールなイメージです。青い水の流れがボリュームになって生き物のように迫って来ます。
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 他にも迫力のある、しかも繊細な絵が満載。小さな絵巻物に描かれた雄大な光景も印象に残りました。

 鈴木其一といっても、今はそれほど知られてはいません。でも美術評論家の山下裕二氏が「若冲の次は鈴木其一が来る」と言うように、私もきっと支持される時代が来ると思いました。

 展覧会は今月30日までです。私が行った日は夕方で、かなり混んでいました。興味の或る方はお早めにお出かけください。

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