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2016年10月 4日 (火)

「明治有田 超絶の美 万国博覧会の時代」展

 住友コレクション 泉屋博古館で開催されている特別展「明治有田 超絶の美 万国博覧会の時代」展に行ってきました。
 これは有田焼創業400年を記念し、明治時代に世界各国で開かれた万国博覧会に出品され絶大な人気を集めた有田磁器を紹介する展覧会です。当時の職人たちの超絶技巧の技の美が集結しています。

Img_09581jpg  先日、この内覧会が行われ、参加しました。
 最初に野地分館長が、万国博覧会をオリンピックにたとえて、有田焼はリオで金メダルを獲得した体操男子チームのような存在、技は白井、美は内村と挨拶。
 この後登壇したのが、佐賀県立九州陶磁文化館 館長 鈴田由紀夫さん(このブログ2016.6.262012.8.10に関連記事掲載)と、美術史家で本展コーディネーター 森谷美保さんです。トークでは、当時の陶工たちがオリンピックにでも出場するかのように、世界一の金メダルを目指して制作したと語られました。

Img_09591  会場左には、巨大な花瓶が展示されています。フィラデルフィア万博に出された「染付蒔絵富士山御所車文大花瓶」(1873年)で185cmもあります。大きいことと緻密さがこの頃の特徴といいます。染付の上に施された盛り上がる蒔絵も素晴らしい。
 (写真は解説していただいた鈴田さん)

Img_09941  脚に透かし入りの花瓶「色絵菊花流水紋透台付大花瓶」(香蘭社1870年頃)も、その華麗な美しさに魅了されます。
 このようなものを再現することは、現代では不可能といいます。

 

Img_10161jpg  また蓋のつまみが獅子になっているポット「色絵竹林文壺」(香蘭社 右写真)も興味深かったです。獅子の前足が抑えている小さな玉はコロコロ回るようになっているそうで、このような動く仕掛けのある磁器は他にもありました。

Img_10131  有田の陶工たちは、裏側にも模様を染め付けたといい、「色絵鳳凰文大花瓶」(深川製磁 右写真の左手前)など、底部の見えない部分にまでこだわって制作していたのですね。
 職人魂を感じます。

 また明治期のデザイン画も展示されています。
Img_09981jpg
 これらのデザイン画は森谷さんが、香蘭社の資料の中から発見したものだそうです。ここに描かれた図案に基づいてつくられた有田焼とを比較鑑賞するのも、本展の見どころです。

 この他、イスラム風やギリシア風、日本の有職故実の伝統模様、皇室ご用達の洋食器など、有田焼の魅力満載です。12月4日までの開催で、関心のある方はお早めにどうぞ。
 (なお、写真は美術館より特別に撮影の許可をいただきました。)

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