アンダーウェアをファッションに、その歴史をたどる展覧会
本来は他人に見せないはずのアンダーウェアを、あえて見せて街着にするファッションが目につくようになりました。
パリのルイヴィトンでは、ウインドーに右の写真のようなアスレジャーを意識させるスポーツ感覚なドレスをディスプレーしていました。
セクシーというのではなく、逆に女性の強さを感じさせます。
こうした中、この9月に訪れたロンドンのヴィクトリア アンド アルバート(V&A)美術館で、18世紀から今日に至るまでのアンダーウェアの歴史をだどる企画展「Undressed: A Brief History of Underwear」が開催されていました。
18世紀から現代までの下着の変遷をたどる展覧会で、クリノリンからコルセットなど、メンズのものもそれなりに揃っていました。
歴史的なものを中心とした1階から、現代のファッション現象にみるアンダーウェアをテーマにした2階へ、約200点が展示されています。
注目は、やはり2階で、カルバン・クラインのボトムのウエストから覗くロゴ入りショーツや、アクネ ストゥディオが昨年発売したシンプルでジェンダーレスなデザインのブリーフパンツ、また女優のグウィネス・パルトロウが着用し話題を集めた、2009年春夏のアントニオ・ベラルディのトロンプルイユドレスなど。
アンダーウェアとファッションの関係性を読み取ることのできる、またとない展覧会で、3月12日まで、長期開催されています。
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