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2016年10月14日 (金)

東レ先端材料展 フッ素不使用の撥水加工を開発

 最近人気のアウトドア・マーケットで、問題視されているのが、撥水加工です。欧米の環境保護団体は衣料品に用いる撥水剤としてフッ素系撥水剤を用いないことを強く推奨しています。環境への懸念を強める北欧の一部の国では、2020年までにフッ素を使用した撥水加工製品の販売を全面的に禁止するそうです。私たちの身近にあって、虫歯予防に有効といわれるフッ素が環境汚染物質であったとは、ちょっとショックでした。

 こうした中、東レは年初に、フッ素不使用の撥水加工を開発して話題を集めました。そこで今回開催された「東レ先端材料展」で、この技術を使用したウェアについてお話を伺いました。
Img_12091_3    この技術が本格的に導入されるのは来年からだそうです。ところが本展で、何と早くもこの技術を採り入れたアウターが展示されていました。それは東レが提携を強化している「ユニクロ」の大ヒット商品「ウルトラライトダウン」です。このような薄地のものにも非フッ素系撥水剤が使えるようになったとのことでした。

 ただしフッ素系がすべて悪いというのではありません。先日、アウトドアのトップブランド「ゴアテックス」のご担当にお目にかかりましたら、同社の「ゴアテックス・アクティブ」はフッ素系でも環境に配慮し、有害といわれる助剤のPFOA(パーフルオロオクタン酸)を含まないフィルム加工の撥水加工だそうです。ハードなスポーツや登山などではゴアテックスのような強力な撥水効果と透湿性のある、しっかりとした素材は欠かせないと思われます。

 いずれにしても撥水加工は近い将来、非フッ素系撥水剤やフッ素系であってもPFOAを含まないものに切り替わっていくことになるでしょう。

 この分野での東レのグローバルな展開に注目です。

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