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2016年8月25日 (木)

湯殿山大日坊瀧水寺 即身仏は清らかな衣をまとわれて

 森 敦の「月山」という小説の中に、即身仏の記述があります。今夏、ここ庄内地方にやって来た私、好奇心からちらっとでもいいのでそのお姿を拝観できたらと、湯殿山大日坊瀧水寺に立ち寄りました。

 Imgp90581住職の法話の輪の中に入れていただいた後、参拝者らとともに隣の部屋に通されました。ここにあの神秘の即身仏が安置されているのです。ちょっと緊張します。
 そこは光が差し込む明るい和室でした。想像していたようなうす暗い場所ではなかったことこともあり、少し前まで抱いていた恐怖感のようなものはなくなりました。
 お祓いを受けて、即身仏の真如海上人と対面します。清らかな衣をまとわれて、微笑んでいるような穏やかな表情に見えました。ロンドンやパリのミュージアムで見たミイラとは随分印象が違います。住職によると、今から200年以上前に起こった天明の大飢饉で民衆を救うため、自ら進んで生き仏になられたとか。
 明治時代の神仏分離で、この寺も焼き打ちに遭ったそうですが、この真如海上人だけは遺言により別棟に置かれていて、助かったといいます。死後の災厄まで見通していた高僧だったようです。

 ところで即身仏は海外でもトピックスになっていて、外国人もよく見えるそうです。英国BBCの記者が来訪し、特集番組がつくられるなどしているといいます。あるときこの記者がお守りを買って帰国したら、そのおかげか、交通事故にあっても無事だったというお話しをされ、私もそれほど信じているわけでもないのに、つられて購入してしまいました。
 お守りの中には、美しい紅白の小布が入っていました。これは12年ごとに衣替えする即身仏の衣の切れ端だそうです。何かいいことがありますように、願っています。

 本当に好奇心の塊と自分でも思う私。摩訶不思議な神秘の世界をほんの少しだけ垣間見ただけでしたけれど、満たされたような気分になりました。

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