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2016年8月 4日 (木)

「子どもとファッション 小さい人たちへの眼差し」展

 子ども服はカワイイ。でも西洋の歴史を追うと単にそうとばかりも言えない時代があったのですね。18世紀頃までは子ども服といっても大人服のサイズを単に小さくしただけのものだったといいます。
 子どもたちに服を着せるのは大人です。大人が子どもをどう見ていたのか、子ども服にはその時代のものの考え方が反映されています。

 今、そんなことを考えさせられる展覧会「子どもとファッション 小さい人たちへの眼差し」が、東京都庭園美術館で開催されています。

Img_74051 先般、この内覧会に招待されて行ってきました。
 展示されているのは、西洋の18世紀から20世紀初頭にかけての貴重な例と、明治時代以降の日本の洋装こども服、この他絵画やファッションプレート、絵本、写真など150点余りです。
 従来と異なるのは、オートクチュールなどによる作り手側からの歴史ではないことでしょう。子ども服の変遷をたどりながらも、着る人と着せる人、双方の心を読み解くファッション史になっているのです。

Img_74081jpg
 上は19世紀後半の西洋の子ども服です。

Img_74061jpg  右は少年の衣装でスカートを着けています。白いシャツとパンツの上にドレスを重ねたスタイルです。
 男の子たちは5歳頃まで、このような女の子の恰好をさせられていたといいます。この習慣は何と19世紀末まで続いたのです。

 「かわいらしさは子どもがつくったものじゃない」の展覧会コピーが、少子化の今、胸に響きます。大人と子ども、お互いが本当に尊重し合える社会になっているのでしょうか--。複雑な思いがします。

 なお本展開催は、8月31日までです。

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