早くも2017年春夏コレクション発表始まる!
このところとみにコレクションや展示会の時期が早まっています。
東京の有力若手ブランドも、例年より早くコレクションを発表し始めています。
こうした中、つい先日、8月24~26日、東京・恵比寿のデペシュ・モードを会場に、2017年春夏展を開催したのが、「ディウカ divka」と「イン・プロセス IN-PROCESS」です。
「ディウカ divka 」は、デザイナーの田中崇順とパタンナーの松本志行が手がけるブランドで、海外展開も好調のようです。今や日本と海外の売上の割合は6対4になっているといいます。
昨シーズン、東京コレクションでモデルを使ったファッションショーを披露しましたが、今シーズンはこれを止めて、パリとニューヨーク、上海の展示会に出展するそうです。東京コレクションは10月中旬なので、これを待っていては生産が間に合わない、ということのようです。
2017年春夏へ向けて、テーマは“to whom”です。世界の人々を意識した今までにない新しい提案に思われました。
素材のバリエーションも増えています。プリントに加えてデニム、何とシルクのデニムもありましたし、ツィードや先染め、しなやかなレザーなど、このブランドらしい斬新なパターンに落とし込まれて、小粋な大人の服に仕上がっていました。
カラーも春らしい明るいカラーが多く、とくにポイントのミントグリーンがさわやかさを強調していました。
「インプロセス IN-PROCESS」は、デザイン・デュオのスティーブン・ホールと大原由梨佳によるブランドです。東京コレクションでは、これまで6年半にわたりファッションショーを行い、新作を発表してきましたが、今季は「ディウカ」と同様、中止。その代わりにパリとニューヨークの合同展に参加するといいます。
プリントなど柄に定評のあるブランドで、今季のテーマは「IMMEMORIAL MODISH」。太古のモチーフやデザインなどをモダン化したコレクションといいます。とくにメソポタミア柄のジャカードや古代エジプト風の幾何学模様の洗練されたシックなドレスに魅せられました。またウォッシュ加工のインディゴ染めニットも可愛かったです。
素材はリネン使いが目立っていました。
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