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2016年7月28日 (木)

Recouture0704 2016 ⑴ サスティナブル・ライフへの提言 

 ファッションビジネス学会リファッション研究部会主催のRecouture0704 2016シンポジウムに参加しました。これは毎年7月4日前後の週末を「0704=お直しの日」として、東京・渋谷区の文化学園で開催されているイベントです。今年は「サスティナブル・ライフへの提言」をテーマに、様々な発表が行われました。

419dhaar7nl_sx300_bo1204203200_   基調講演では、水野 誠一氏(IMA 代表取締役)が登壇。昨年出版された著書「否常識のススメ」を基に、「否常識のススメ エシカルでサスティナブルな衣服文明と文化をめざして」と題して講話されました。
 まず時代認識について。21世紀は、20世紀の文明重視から文化への転換が求められると断言します。経済は20世紀の「成長」から21世紀は「成熟」へ、同様に「進化」から「深化」へ、20世紀型の常識をリセットすることが必要であると強調。「創造」は「想像」へ、イマジネーションを働かせて、今あるものを変えていくことが重要であり、また「競合」から「共創」へ、パラダイムシフトが起こっているとし、コラボレーションの重要性を提言されました。
 ファッションではモノをつくらないビジネスモデル、たとえば普段着にまで出現してきたレンタルビジネスや、再認識されつつあるイージーオーダーシステムを例に、着こなし文化への変換が促されているといいます。
 次に「否常識」のキーワードとして、「女性原理」を挙げ、今後は男性原理よりも女性的な考え方が重視されるようになると示唆。東洋優位の時代になるといいます。また消費者志向も、「必要なものが欲しい」という「必需の消費」へ変化、もう「欲しいものが欲しい」という「飽和・飽食の時代」は終わったと語り、「リサイクル」や「ノームコア」の進化にも言及されました。
 21世紀は文化としてのファッションを再認識する時代であることを改めて思います。「もうモノをつくらなくていい」とは、大変大胆な発言で、印象に残りました。

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