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2016年6月28日 (火)

「ファッションメディアの将来を考える」セミナーから

 先月、カラート71プロジェクトで「ファッションメディアの将来を考える」と題したセミナーが行われました。登壇されたのは、ハースト婦人画報社 代表取締役社長&CEOのイヴ・ブゴン氏です。

Img_64671  同社は、米国のメディアコングロマリット、ハーストコーポレーションが、アシェット婦人画報社を買収して5年前に誕生したハーストコーポレーションの子会社です。
 婦人画報といえば現存する日本最古の女性誌で、私もおなじみの雑誌です。この雑誌社がもう何年も前から外国資本の傘下になっていたのです。

 日本の書籍・雑誌市場は総じて縮小の一途をたどっています。しかしそれにも関わらず同社は事業を拡大、昨年度の広告売上は過去最高を記録したといいます。
 雑誌も発行するデジタル企業で、デジタルコンテンツに取り組むファッション出版業界のパイオニアでもある同社。その総帥のお話しは大変興味深く、印象に残りました。

 メディア環境は今やスマホを中心にデジタルに変化しています。おっしゃるように、紙媒体の存在感が低下するのは当たり前でしょう。
 2010年以降、デジタルメディア戦略に注力されている同氏です。ファッションメディアの将来はデジタルコミュニケーションの強化にあると言い切ります。
 現在、デジタル事業の売上げは全体の23%だそうです。その伸び率を見ると、プリント広告が6~7%なのに対し、デジタルは毎年2ケタで伸びています。エルショップなどのEコマースも大きく成長していると数字を上げて説明されました。今後はインターネットがTVを追い抜き、広告媒体で首位になるともいいます。
 それではプリント媒体に可能性はないのかというと、そうでもない様子です。日本では25ansやリシェスなどラグジュアリー系の女性ファッション誌は依然として強く、紙媒体は口コミや店舗、イベントなどを通じて残るといいます。今後はこのプリントとデジタルとのバランスを大切にしながら、これまでとは違う形で紙媒体を残していくと語りました。

 最後にコンテンツの重要性に触れ、クリエイティビティのあるものをつくれるかどうかが最大の鍵と語って締めくくりました。
 “クリエーション”、どの業界でもいえるキーポイントですね。

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