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2016年6月 1日 (水)

「立花文穂の紙々」展 紙データの意味を考える

 今、「立花文穂の紙々」展が、東京・佐賀町エキジビット・スペースで開催されています。立花文穂さんは、紙を主な素材に、印刷技法、コラージュ、インスタレーションなど、さまざまな手法を用いて作品を制作するアーティストでグラフィックデザイナーです。
Cid_5b5e0c265613427b8a8ef7130e79305  本展は、立花さんの初の作品集「Leaves」 (誠文堂新光社) 出版を記念して開かれた展覧会で、紙データの意味を改めて考えさせられました。

 展示は2フロアーに分かれています。3階の紙を葉に見立てたインスタレーションは、紙の森の中に入ったような感じでした。ちぎったり、折ったり、束ねたり----、ゴミになってしまう紙で、こんなにもいろいろな楽しいものができることにも驚かされます。
 『路上の紙々が、僕を呼び止める。「拾ってくれない?」』のキャッチフレーズも印象的です。今や何でもデジタル時代だからこそ、紙に書かれた手書きのデータに心が動かされるのでしょう。本の表紙の「へのへのもへじ」も懐かしい!

 実は初日に行なわれたトーク+映像上映イベントに参加してきました。
 最初に立花さんが撮影・製作した映画が上映されました。広島の原爆死没者名簿を筆で書いて保存する作業を淡々と描いた40分ほどの映画です。この後、「書くことについて」をテーマに作家の石田 千さんとのトークがありました。
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 左はトークの中で話題になったデザイン展ポスター(2011)です。

 「書道はダンス」のようなもので、文字は息と線の連動であり、「身体で書く」ものという話に共感します。石田さんが小説を書くときは、まず手で書き、それをPCで清書するとの話も心に残りました。

 紙に記述することや記録すること、そしてそれを遺すことの重要性を示唆してくれた展示イベントでした。

 Img_64561トークの後、出された手作りのお料理も大変美味しかったです。どこか「へのへのもへじ」を連想させました。

 本展は7月3日までの開催です。

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