「大門真優子MUSIUM」 海の女神が棲息する海中写真展
海面下には美しい海の女神が棲息しているかも----、そんな夢のような世界を表現する写真展が今、東京・代官山で開かれています。それが新進気鋭のアーティスト衣装デザイナー、大門真優子さんによる海中写真作品「MUSIUM」です。
大門さんにとって初めての個展で、初日の昨夕、ファッションジャーナリストのミーシャ・ジャネットさんとのギャラリートークが催されました。 水中を人魚のように泳ぐ女性は大門さん、ご本人と聞いてびっくり! 約30点の作品のモデルはすべてご自身だそうです。撮る角度や光の当たり具合、それにメイクで、ポーズする姿は、まるで別人のように見えたのですが----。
場所はサイパン島や岩手の海だそう。潜っての撮影はまさに命がけだったといいます。衣装を調整するのも水中では並大抵なことではなかったでしょう。一人の若い女性が身体を張って挑んだ絶妙のバランス感に驚嘆させられました。
ミーシャさん着用のニットも磯辺の“フジツボ”のような形をしていて(写真左)、何ともファンタジック!もちろんこれも大門さんのデザインです。
他にもサンゴなど海の生き物をイメージしたものや、また蛹から羽化した蝶もテーマで、その蠱惑的な姿態にも魅せられます。
この神秘的な蝶のモチーフはTシャツや小銭入れにもあしらわれていて、販売もされています。
見るもののイマジネーションを掘り起こす、ドリーミーな本展。開催は22日までです。
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