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2016年6月 3日 (金)

2017S/S T・N JAPAN東京展 「そよ風を着る」テーマに

 2017年春夏のテキスタイルを発表する「2017S/S T・N JAPAN(テキスタイルネットワークジャパン)東京展」が、12-13日、東京・北青山のテピアで開催されました。出展したのは各産地の有力企業・団体14ブースです。
 テーマは「そよ風を着る」で、とくに強撚糸使いの織り編みテキスタイルが打ち出されていました。糸の撚りは多く入れれば入れるほど硬くなります。この撚りを強く入れた糸が強撚糸です。ザラつきやシャリ感を持った風合いに仕上げることができるので、春夏もののテキスタイルによく使われます。たとえばクレープや楊柳、ちりめんなどです。

 各社の小間には、そんなさわやかな清涼感にあふれた素材があふれていました。

福田織物 (静岡)
Img_61981  高級綿織物で定評のある同社。今シーズンは強撚糸によるドビー織の新作シリーズを発表しています。名付けて「ワンダー・リミWonder Limi」です。24枚ドビーのドビー織の極限を追求し、出来上がった織物といいます。
 ブースでは、ドビーの複雑な柄組織に強撚糸を用いた、表面変化や立体構造など様々な風合いの織物を提案していました。

古橋織布 (静岡)
Img_61801_2  今シーズンは、「バングロ」を打ち出していました。これはバンブー(竹繊維)と綿繊維の混紡糸です。混率は綿70/バンブー30。
 同社を代表する昔ながらのシャトル織機で織った織物は、バングロと相性が良いようです。懐かしみのある風合いが印象的でした。

宮下織物 (山梨)
Img_62021jpg  新商品は草の上を疾走するようなイメージでつくったという、ジャカード織です。光沢のある長いフリンジのカットが美しい。伸縮性のあるポリエステル100%糸使いといいます。
 エレガントな細番手・高密度・ジャガードを、主にフォーマルウェア向けに提供している同社らしい、高級感あふれる織物です。

匠の夢 (新潟)
Img_62181jpg  ファンシーなジャカードが持ち味の同社ですが、前回よりもベーシックな感じを受けました。でもブースでお話しを伺い、納得です。
 というのも今期はタイムリーでクィックリーな先染め織物を1反から別注できる体制を強化したのだそう。ブースには、なんとオリジナル素材を最短2週間で、ミニマムロット25mからつくるとの看板がかかっていました。より利便性の高いメーカーを目指すという姿勢、期待しています。

〇播州の機屋 (播州織工業組合)
 兵庫県西脇の播州織組合所属の機屋4社が出品していたブースです。綿素材を使い、強撚糸や意匠糸、極太糸など、またジャカード機など織機も駆使し、様々な表面効果にこだわったオリジナル生地を提案しています。
Img_62251jpg
 右はいつもユニークな織物で目を引く大城戸織布のジャカードデニムです。
 これは何と服の型紙がモチーフになっています。

Img_62271
 コンドウファクトリーのジャカードです。パッチワーク調なので、枡見本のようにも見えます。

 播州の機屋さんは、本当にアイディア豊富と思います。

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