2017クラボウグループ繊維展「本物の上質」デニムに注目
2017クラボウグループ繊維展が先般5月19―20日、東京・時事通信ホールで開催されました。
カジュアルからユニフォームまで、多彩な素材が見られる中、とくに注目されたのが、新ブランドの「クラボウデニム プライムブルー」です。同社が次世代デニムと位置付ける「本物の上質」を追求したプレミアムゾーン向けのデニムで、国内の産地企業と連携して開発されたといいます。
中でも一押しというのが、17オンスのストレッチデニムです。
これは1970年代初頭、同社が本格的なデニム生産をスタートさせた頃のヘビーオンス「KD 8」をイメージさせる肉厚デニムです。とはいえ当時とはもちろん異なり、伸縮性(PU1%混)があって、触るとしなやか、ゴワついた感じはありません。
この新デニムの外、2ウェイストレッチ「エクストラムーブ」など、充実したストレッチシリーズも提案。また深く濃い色表現を可能とした新染色技術「ディープインパクト」シリーズも発表。さらに抗菌・抗ウイルス加工の「クレンゼ」やコットンの難燃加工の「ブレバノ」など----。天然繊維をベースとした高機能・高感度の開発素材が、用途展開例などとともに紹介され、会場は多くの来場者でにぎわっていました。
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