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2016年5月18日 (水)

「雑貨展」 雑貨も立派なアート作品だった!

 ショップ巡りをしていて楽しいのは、雑貨屋さん。最近はファッション店も、服よりもバッグや靴、帽子、アクセサリーなど雑貨に力を入れているところが目につきます。ファッションを広くとらえ、ライフスタイル全般を提案していこうという大潮流がきているからでしょう。

20160228_1997164  こうした中、雑貨に焦点を当てた企画展「雑貨展」が東京・六本木の21_21デザインサイトで開催されています。ぜひ見たいと思っているうちに時間が経って、先週やっと行ってきました。
 雑貨なんて、ありふれたものでつまらないと思われる方も多いのではないでしょうか。かつてよく見かけた荒物屋さんも姿を消していますしね。
 でもこれを見ると、「雑貨も立派なアート作品だった!」とわかります。私にとっても目からウロコの展覧会でした。

Img_63031  会場に入ると、目に飛び込んでくるのが、荷車に竹籠や箒などをいっぱい積んだ行商を再現した「松野屋行商」です。一昔前のなんとも懐かしい光景がよみがえってくる作品です。

 壁面には「雑貨と生活史年表」や、雑貨とは何かを暗示させる「雑マンダラ」が展示されています。Img_62351_2

 次いでギャラリー1です。雑貨をキーワードで分類した「雑貨のルーツ」(右写真)や、「終わらない自問自答」の巨大パネルがあり、雑貨の意義を再度考えさせられます。

 メインのギャラリー2は、多種多様な雑貨が並ぶ、まさに雑貨のオンパレードです。
Img_62691jpg
 ここには12組のアーティストによる作品が展示されています。そのいくつかをご紹介します。

Img_62821pg  「銀座八丁」と「雑貨」。これは「一冊の本を売る書店」で話題の森岡督行(森岡書店/代表)さんによる作品です。
 昭和28年当時の銀座通りを撮影した写真帳の「銀座八丁」と、その中にある現存する店舗で購入した雑貨が展示されています。文明開化の中心だった頃の銀座はこんな感じだったのかも、と思わせられます。

Img_62881  「復古創新/レトロフューチャー」。これは島根県の世界遺産、石見銀山にある群言堂のデザイナー、松場登美さんの作品です。日本の生活文化の中にある「もったいない」、「ありがたい」の精神性が伝わってくるようです。
 「消費が進む現代だからこそ、未来的」というメッセージにも惹かれます。

Img_62731jpg  ナガオカケンメイ+D&DEPARTMENT PROJECTによるd mart used「D&DEPARTMENT PROJECT が考えるコンビニエンスストア」も示唆に富んでいます。 
 これは家の中に複数あって使われていない生活用品を集めたコンビニです。
 「ロングライフデザイン」をコンセプトに、使い捨て商品を扱うコンビニを見直そうというアイディアで、「中古品だって新品以上にいいのです」とアピールしているようです。

Img_62941  中庭では、オランダの3人組デザイナー、WE MAKE CARPETSによる「フック カーペット」が楽しい!
 来日して雑貨をリサーチするうち、100均でS字フックを見つけて、つくったというカーペットだそう。

 一つ一つは平凡でも、寄せ集まるとアートになる、その典型的な作品ですね。

 こんな風に意外なものが魅力的に映る雑貨展。6月5日までの開催です。

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