コットンの日 新プロジェクト「パワー オブ コットン」ショー
この5月10日「コットンの日」のイベントでは、コットンUSAアワードが発表される前に、COTTON USA マーク・キャンペーンの新プロジェクト「パワー オブ コットン」(このブログの3月29日付けで関連記事掲載)のトーク&ショーも行われました。
ヴォーグジャパンの協力のもと、「アンリアレイジ」のデザイナー、森永邦彦氏が手がけた伝統工芸工房「モメンタムファクトリー・Orii」のユニフォームが、モデルを使ったショー形式で披露され、会場を盛り上げました。
素材はすべてコットンUSAで白地にシミのような模様を特殊プリントしたもの。ホワイト・オン・ホワイトなので目立ちませんが、ライトを浴びるとキラキラとカラフルに輝きます。
森永氏はトークセッションで次のように語っています。アメリカ綿で注目してもらえるアイディアを練っていたとき、たまたま工房で作業衣に付いたシミを見かけて、閃いたそうです。シミこそ工房の歴史のあらわれ、勲章のような誇らしいものに思われたといいます。早速スキャンし、プリントで目に見えない職人魂を光で浮かび上がらせるデザインを思いつき、実現したのがこのユニフォームです。コットンの伝統とテクノロジーの相性のよさも実感されたようです。
モメンタムファクトリーの折井宏司社長は、「服の持つ二面性を体感して驚嘆!シミをデザインしたアンリアレイジに感動しました」と話していました。
これを機に新しい職人像が生まれ、伝統工芸文化の活性化につながることを期待しています。
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