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2016年5月 7日 (土)

「ヨーロピアン・モード 特集イヴ・サン=ローラン」展

 イヴ・サン=ローランのコレクションを掲載した企画展のチラシを見て、これはぜひ見に行きたいと思っていました。東京・新宿の文化学園服飾博物館で、5月17日まで開催されている「ヨーロピアン・モード 特集イヴ・サン=ローラン」展です。
 同館2階では18世紀から20世紀までのモードが時代順に紹介されています。
 「特集イヴ・サン=ローラン」展は、同館1階で行われていて、イヴ・サン=ローランの作品21点が展示されていました。

400x566_2  まず目にするのが、グレーのドレスでチラシの中央に載っている作品。これは1957年にクリスチャン・ディオールが急逝した後、21歳でメゾンを引き継いだ彼が最初に発表した1958年のコレクションで、モード誌の表紙を飾った有名なトラペーズラインです。リボンの長短のバランスも計算されていて、すっきりとエレガントな品格を漂わせています。ゆるやかな丸みのあるシルエットは、布の内側にはり合わせたチュールで調整されたものだったのですね。
 次がディオール解雇後、独立して初めてのコレクションです。1962年のイヴニングドレスがあり、刺繍工房ル・サージュの高度な技を見ることができました。
 優雅さだけではない女性の自信のようなものを醸し出す作品が続き、エポックメイキングなサファリルック、1969年のパンツスーツも出品されていました。これはイヴ・サン=ローラン自身も愛用したというスーツで、当時の性別を超えたユニセックスな時代の象徴となったものです。
 この他、オリエンタルやフォークロアに傾倒していった頃のワードローブや、80年代のワーキングウーマン向け美しいカラーのスーツなど、注目の作品が並びます。

 現代の新しい女性美を生み出したイヴ・サン=ローラン。その実物に触れて、「モードの帝王」と呼ばれたデザイナーの偉大さを改めて思う展覧会でした。

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