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2016年5月23日 (月)

MIYAKE ISSEY展 三宅一生の仕事「一枚の布」集大成⑶

 (昨日の記事の続きです。)
 Cの部屋の「プリーツアイランド」では、「製品プリーツ」のプリーツ機が設置されています。このような大きな機械を置くことは、この美術館始まって以来のことだそうです。
 Img_62381jpg ここでは、プリ―ツの服づくりのデモンストレーションが行われています。時間は毎日11時~12時と、金曜日の18時~19時です。
 これまであまり公開されることがなかった実演だけに、大変興味深かったです。

 ところで「製品プリーツ」についておさらいしておきましょう。これは一度服の形に仕立ててから機械でプリーツの服を完成させるというものです。他にはないこのブランド独自の技術といいます。
 素材は熱可塑性のあるポリエステル生地です。実は私はポリエステル100%のものしかないと思っていたのですが、コットン混やリネン混のものもあるとのことです。
 丸めてもシワになりませんし、ヒダが消えることもありませんから、旅行着などにおすすめです。また量産可能で低コストでつくれますので、価格も割合買いやすい。世界中にファンがたくさんいるはずですね。

 このデモンストレーションでは、プリントのプリーツの服が2種類と無地のタンクトップが制作されました。プリントは、写楽の役者絵と田中一光氏デザインの「日本舞踊」をテーマにした大胆なデザインです。
 
 「製品プリーツ」の工程プロセスを簡単にレポートしましょう。

Img_62731 プリーツをかけると横幅が2.5分の1から3分の1に縮小します。それを見越してサイズを計算し、プリントされています。
 ですから生地が横長に見えるのです。

Img_62781  プリント生地は全体を薄紙でおおって保護し、サンドイッチした状態で、機械にかけられます。

 機械の反対側からは、生地にプリーツが薄紙ごとかかった状態で出てきます。機械にかけられてから出てくるまで約15分でした。

Img_62821  薄紙を取り除いているところです。



Img_62831

 




 布につけられた仕付け糸を取り除き、最後に形を整えます。





 田中一光氏の「日本舞踊」をテーマにしたプリントデザインのプリーツの服です。左が前、右が後ろです。
Img_62881jpg Img_62871

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