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2016年4月21日 (木)

日本科学未来館 「9次元からきた男」に見る宇宙の始まり

 日本科学未来館が、この4月20日、リニューアルオープンしました。
9dimensions_20160_204_2  これを記念する3Dドームシアターガイア最新作映像「9次元からきた男」の試写会と、映画を科学監修された素粒子論の権威、カリフォルニア工科大学教授・理論物理学研究所所長の大栗博司氏のレクチャーに先月末、行ってきました。

 映画「9次元からきた男」は本当に衝撃的でした。3Dドームというのは初めての体験で、真に迫る大迫力とはこういうのをいうのでしょう。すべてが超リアル、まるで目の前で起こっていることのように思われました。映像は美しく、天空にきらめく星々が忘れられません。
 それにしても「9次元」とは不可思議です。副題となっている「すべては“ひも”で出来ている」とはどういうことでしょう。見る前は謎だらけでしたが、見終わってなんとなくわかった感じになりました。

Img_54151  この映画は物理学の究極の目標である「万物の理論」がテーマになっています。「万物の理論」とは自然界の法則、すなわち「宇宙はどのようにして始まったのか、宇宙はどのようにできているのか」を解明することです。この理論の一つが大栗先生の「超弦理論」で、映画はこの仮説を元に、ホラー映画界の第一人者、清水崇監督が1年がかりでつくられました。まさに力作です。

 大栗先生は「9次元から来た男とは何者か」がテーマに、「超弦理論」をわかりやすく解説してくれました。宇宙誕生のワクワクするようなお話があり、世界はミクロとマクロの二つの矛盾する法則であらわされているといいます。「超弦理論」はこの二つ、マクロな重力の法則とミクロな素粒子の法則を結びつける究極の統一理論で、これを可視化したのが「9次元から来た男」です。今、私たちは3次元の空間を体験していますけれど、超弦理論では空間は9次元とされていて、物質の基本単位は点ではなく“ひも”であるといいます。この辺からチンプンカンプンになってきます。

 映画では、「9次元から来た男」は「T.o.E.(トーエ)」という名前で表現されています。ストーリーは、科学者たちがこの「T.o.E.(トーエ)」を探す旅物語です。彼を追いかけるうちに、観客も科学者と一緒に、素粒子の世界や宇宙の始まりへ旅をします。9次元まで、次元が折りたたまれていく映像もおもしろかったです。

 難解でしたが、理論物理学者が見ている究極の景色を体験し、宇宙の謎にますます興味を持ちました。楽しい夢が広がります。どうぞ日本科学未来館のドームシアターガイアに足を運んでみてはいかがでしょう。

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