2016/17秋冬ネスト+パッサージュ展 「For Woman」テーマに
「ネスト+パッサージュ(NEST+PASSAGE)展」は、厳選されたブランドが集まる展示会を開催してきたNESTと、女性の為のライフスタイルプロダクトが集まる合同展を開催するGAS AS I/Fとが、共同企画した合同展示会です。先月22~24日、東京・代官山で、「For Woman」をテーマに行われた2016/17秋冬もの展には、ファッションからアクセサリー、ライフスタイルプロダクト、オーガニックアイテムまで、幅広いブランドが参加。いずれも”自分らしいライフスタイル”を表現するものばかりでした。
その中で注目したファッションブランドをご紹介します。
〇アカネ ウツノミヤ AKANE UTSUNOMIYA
ブランドを手がけるのは、ロンドンのセントマーチン出身のデザイナー、蓮井 茜さん。
Modern, Luxury, Creativity を軸に自分なりの表現を見ていただきたいといいます。
今季、こだわりの素材は、ネップヤーン使いのニット、エナメルやベルベットも散見されます。
とくにグラデーションに染めたインディゴデニムの一連も人気の様子、ご本人もパンツを着用されていました。
〇ジュン オカモト Jun Okamoto
ブランドを手がけるデザイナー、岡本順さんは、自らが書く物語をテーマにコレクションを展開しています。
今季のテーマは「時」で、「彼」から見た「彼女」の様々な情景を切り取り、プリントやディテールに落とし込んだといいます。
全体にスポーティでリラックスした感覚にあふれたコレクションで、とくに目がテンになったのがパーカです。繊細なシワのある表面感やしなやかさとボリュームのある質感を、シンプルに生かしたデザインで、スウェットとは思われないエレガントな趣を感じました。
〇ナイフ NAIFE
切れるナイフのように「ストレートに、大胆に」新しい視点を提案するブランドで、デザイナーの梶永真治さんが手がけています。
今季テーマは「ポストイット」で、綿のグレージャージーにカラフルな付箋をオプティカルアートのように貼りつけたり、ファスナーに付けたり、ポケット口にメモ用紙をあしらったり。 楽しいデザインがいっぱいのコレクションでした。
〇ペイジ PAIGE
前シーズンは高級感のあるパジャマを訴求していましたが、今シーズンはそこから抜け出し、ルームウェア=室内のようで、ルームウェアではないワードローブを提案しています。
「ペイジ」とは「社交的なのに実はシャイな女の子」の意味だそう。そんな雰囲気のシンプルで甘すぎない、少し辛い世界観を表現しています。上質な素材使いで、着る人のナチュラルな美しさが引き立つコレクションです。
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