AW16/17グェン・ツォン・トリ ベトナム発クチュールの美
メルセデスベンツ・ファッションウィーク東京(MBFWT)では、今シーズンも海外から有力デザイナーがコレクションを発表しています。
その一人がベトナム人デザイナー、グェン・ツォン・トリです。自身が手がけるブランド「グェン・ツォン・トリ(NGUYEN CONG TRI)」で、今回初めて東京コレクションにデビューしました。
ランウエーではベトナムの民族衣装、アオババ(ao BaBa)を基調に、洗練されたクチュールの美を披露。アオババはアオザイの裾を短くしたVネックのシャツ型の服で、これを着て農作業をする女性の姿が発想源といいます。稲穂をイメージしたモチーフもたくさん見られ、印象的でした。
素材にはベトナム特有の艶のある最高級シルクが使われ、フリンジや刺繍などの装飾ディテールにも、職人の技が再確認されます。ベトナムのアイデンティティに最新の技術を融合させた、トレンド感のあるデザインで、同国では今、実力、人気ともにナンバーワンとか。日本から世界へ上っていかれることでしょう。
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