アートに生きる―ジャック・ドゥーセとイブ・サンローラン
パリでは様々な展覧会が開催されていました。その中でとくに印象的だったのが、ピエール・べルジェ=イブ・サンローラン財団で開催されていた「アートに生きる―ジャック・ドゥーセとイブ・サンローラン」展です。最終日の間際だったせいか、人が多くて、寒い雨の中、長時間行列してやっと入場しました。
ジャック・ドゥーセは、ベルエポック期のクチュリエで、イブ・サンローランは言わずと知れた20世紀の巨匠です。二人ともアーティストであると同時に、美術の大コレクターだったのですね。
本展では、ゴヤからピカソ、ブラック、ドゥアニエ・ルソー、モジリアーニらの絵画やオブジェ、家具などの名品が目白押し。マンレーによるドゥーセの肖像写真や、アンディ・ウォーホルによるイブ・サンローランの顔をテーマにした作品もあり、すばらしかったです。
ちらしはモンドリアンのデザインで、イブ・サンローランの有名なモンドリアンドレスはこれが原点。イブ・サンローランのコレクションの秘密を見た思いがしました。
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