ジャパン・ベストニット ・セレクション2015 ニット技術・企画力
先般の「ジャパン・ベストニット・セレクション(JBKS)2015」では、34社のニットウエア企業が出展し、とくに日本の技術・企画力に注目が集まりました。
中でも興味深かったのが、“ホタルイカ”のジャカードドレスです。イカをドレスのモチーフにするとは、何というユーモア!と、足が止まりました。
開発したのは、富山県高岡市にあるエフアイニットです。蓄光素材が使われていて、ホタルイカのように暗くなると発光するといいます。青白い光を放つホタルイカは、同社の地元、富山湾の冬の風物詩なのですね。
ブース内には試着用の暗室が設置されていて、私も試しに着用してみました。確かに無数の点が水玉のように光っていました。編地はイカ漁の網をイメージしたメッシュ編み、12Gインターシャで10色使いといいます。フリンジは手作りとか。手の込んだ手技と無縫製ニットのハイテクを駆使したウエアがつくられていることにも感動します。
一着で昼と夜、それぞれに違う雰囲気のファッションが味わえる、楽しいアイデアに拍手です。
またもう一社、目を惹いたのが徳島マブチです。
徳島発インディゴブルーのニットに絞ったブースを展開していました。「国産ニット1%からの逆襲」を掲げる同社に、エールを送ります。
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