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2015年12月26日 (土)

PTJ2016AW 僧侶の衣の生地「絽 紗」が初出展

Img_66661  先般、東京国際フォーラムで開催された「プレミアムテキスタイルジャパン(PTJ2016AW)」で、ひときわ異彩だったのが「絽 紗 RO SHA」です。エレガントな白/黒ボーダーのジャケットを合わせた装いが印象的でした。

 これは今期初出展した新潟県五泉市の「横正機業場」が打ち出した製品です。五泉市といえば、ニット産地ですが、羽二重をはじめとする白生地を生産する一大産地でもあります。同社は200年もの間、大切に培われてきた伝統産業を守り続けてきました。

 「絽」は、透明感と清涼感にあふれた「紗」の変形で、絽目の整然さが凛とした美しさを生む絹織物です。フォーマルな夏の着物地に、といってもこの「絽 紗」は、何と僧侶の衣に多く用いられてきたといいます。
 日本では昨今、過疎・高齢化が進み、檀家の減少や住職の後継者不足などにより、仏教寺院が消滅する地域が増えていると伝えられています。当然、法衣の需要も落ち込み、生地メーカーは洋装への転換を余儀なくされているのですね。

 出品されていた絽や紗は、まさに本物の伝統技法が生んだ日本美の象徴。高級シルク100%が織り成すストールや服地に見る独特のモアレ感にも、魅せられました。

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