「ブラグイン」10月展 ナチュラルなリアルクローズに注目
今シーズンも上質なファッション・アート・ライフスタイルブランドの展示会「ブラグイン」が、10月下旬、渋谷ヒカリエで開催されました。
全体に小物や雑貨が台頭する中、アパレルではファッションに清新な息吹を吹き込む、ナチュラルなリアルクローズに人気が集まったようです。
その注目ブランドをご紹介します。
○「ヨリオリ Yoriori」
白いコットンのドレスを製品染めしたワードローブを展開しているブランドです。素材は綿ローンをベースに風合いの異なる布帛やニットの組み合わせで、染料の浸透率の差から生まれる染色差、縮率の差による風合いの違いが生み出す独特の風合いが特徴です。
なお綿ローンは浜松の生地メーカーが100番手糸使いの糸を使用して、シャトル織機で低速で織り上げたものとのこと。
コットンだからこそのきめ細やかな優しい肌触りが心地よく、洗練されたリラックス感が印象的なコレクションでした。
○「ハリュ Haryu」
この秋デビューした新ブランドです。針生成樹さんとともに立ち上げた「レッセ・パッセLAISSE PASSE」により創設されたといいます。
年齢にとらわれない大人の女性に向けた、心地よい上質なリラックス・エレガンスをコンセプトに、さわやかな70年代からの風を感じるコレクションを展開しています。白とブルーの色使いが中心で、優しく癒される感じがします。
○「チドリ CHIDORI」
ヴィンテージ調の洗練されたコレクションを見せるブランドで、とくに素材の組み合わせが洗練されてモダンです。
装いに変化をつける付け襟や、付けるイカ胸の提案も見られます。ブランドを手掛けるのはデザイナーの藤原史成さん。すべて日本製にこだわっているといいます。
○「マイリ Mhairi」
さりげなく着やすい、シンプルなワードローブを提案しています。
洗練された大人のカジュアルをセンス良く取り入れているブランドと思いました。
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